「ジュリアン・シュロファー――雑食のデザイナー」

『アイデア』No. 375(誠文堂新光社、2016/09)に翻訳を寄稿しました。

 

★エイドリアン・ショーネシー「ジュリアン・シュロファー――雑食のデザイナー」

オランダのデザイナー、ジュリアン・シュロファー(Juurian Schrofer, 1926-1990)の略伝。原文(英語)と拙訳が23ページにわたって多数の図版とともに掲載されています。

日本語組版は、白井敬尚形成事務所。

 

今号の特集は「佐藤晃一の自由研究」。

 

⇒idea > No. 375
 http://www.idea-mag.com/idea_magazine/375/

 

Jurriaan Schrofer: Graphic Designer, Pioneer of Photo Books, Art Director, Teacher, Art Manager, Environmental Artist, 1926-1990

Jurriaan Schrofer: Graphic Designer, Pioneer of Photo Books, Art Director, Teacher, Art Manager, Environmental Artist, 1926-1990

 

  

Schrofer Sketches

Schrofer Sketches

 

 

『「百学連環」を読む』にかんするあれこれ

『「百学連環」を読む』(三省堂、2016/08)関連のリンクをこのエントリーにまとめております。

 

★「日経新聞」(2016.08.14朝刊)
 https://id.nikkei.com/lounge/auth/password/proxy/post_response.seam?cid=8677051

 

★「静岡新聞」
 http://square.at-s.com/books/

 

★『「百学連環」を読む』(三省堂)電子版配信開始(2016.08.12)

 https://twitter.com/sanseido_dict/status/763892038362238976

 

★TBSラジオ「荻上チキ・Session-22」(2016.08.10)
 http://www.tbsradio.jp/62632

 

★『「百学連環」を読む』刊行記念対談「150年前の知のマップを眺望してみよう」(竹中朗さんとの対談、ブックファースト新宿店、2016.08.08)
 https://www.sanseido-publ.co.jp/fair/publ/hyakgakrenkyom/20160808.html

 

★「山本貴光著『「百学連環」を読む』」(Brisées、2016.08.07)
 http://brisees.com/news/reading/3401.html

 

★welle design(坂野公一さんのデザインオフィス、『「百学連環」を読む』装幀・本文設計担当)
http://www.welle.jp/works/%E3%80%8C%E7%99%BE%E5%AD%A6%E9%80%A3%E7%92%B0%E3%80%8D%E3%82%92%E8%AA%AD%E3%82%80/

 

★プレスリリース(三省堂、2016.08.01)
 http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000014647.html

 

★『「百学連環」を読む』(三省堂、2016.08.01)刊行
 https://www.sanseido-publ.co.jp/publ/gen/gen2lang/hyakgakrenkyom/
 http://dictionary.sanseido-publ.co.jp/dicts/books/100gaku/index.html
 http://dictionary.sanseido-publ.co.jp/wp/table_of_contents/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E8%B2%B4%E5%85%89%E3%81%95%E3%82%93%E3%80%8C%E7%99%BE%E5%AD%A6%E9%80%A3%E7%92%B0%E3%80%8D%E3%82%92%E8%AA%AD%E3%82%80/

 

形あるものはいつか

メガネがこんな具合に壊れたのは、はじめてのことだわ。

いつものように、レンズを布で拭いていたら、パキッと音がして、二つに割れたのでした。

長いこと、ありがとう。

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しかし、目から溢れるビームを、どうやって抑えればええんや……

 

追伸:その後、壊れたものと同じお店を訪れて、完全に同じではないものの、ほとんど違いが分からないメガネを入手できることになりました。

『「百学連環」を読む』見本到着の巻

 拙著『「百学連環」を読む』(三省堂、2016/08/01刊行予定)の見本が届きました。

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しばらくの間、500ページ超のこの本のゲラを、綴じられていないコピー用紙の束で持ち歩いて読んでいたこともあって、冊子体のありがたみが身に染みます。束ねただけでこんなに読みやすくなるなんて!

編集は荻野真友子さん、造本・装幀は坂野公一さん

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書き込みしやすいように、少し余白を大きくとってもらいました。自分でもさっそく書きながら読んでいます。

書店には8月2日前後から並ぶでしょうか。どの棚に置いていただけるかは、見てからのお楽しみに。

ともあれ、これでここ数年の宿題がひとつ片付いて、ほっとしております。ありがとうございました。

また、重ねてのお知らせで恐縮です。本書の刊行記念イヴェントが予定されています。お運びいただけたら幸いです。

www.book1st.net

 

ついでながら、わたくしの単著の歩みはこんな具合です。本書は第5冊目となりました。

2008 『デバッグではじめるCプログラミング』(翔泳社)
2010 『コンピュータのひみつ』(朝日出版社)
2014 『文体の科学』(新潮社)
2015 『世界が変わるプログラム入門』(ちくまプリマー新書、筑摩書房)
2016 『「百学連環」を読む』(三省堂)

第6冊目は、目下執筆中の『夏目漱石『文学論』論(仮)』になる予定です。

この夏秋から、いくつかの連載を始めることになりそうです。辞書論、ゲーム論、文体論、人生談義(哲学)などなど。「ゲンロンβ」での吉川浩満くんとの連載書評対談「人文的、あまりに人文的」も、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

またしてもお知らせまみれでございました。次こそは……

 

『「百学連環」を読む』(三省堂)と刊行記念イヴェントのおしらせ

たまにはお知らせ以外の詮無いことを書きたいものだと思いつつ、気づけばお知らせばかり書き綴る大人になってしまいました(嗚呼)。

もっとも、かつてならブログに書いていたようなしょうもないことは、それ以前の段階において各種SNSなどに、細かく刻んで流されているわけであります。

(尾籠な話で恐縮ですが、こんな折りには学生時代にTVで観ていた「ウゴウゴルーガ」という番組に登場する、トイレット博士のことを思い出します。彼は画面に登場するものの、ただただ流されてゆくためだけに現れるのです)。

できれば、そんな流れのなかに面白い淀みをこしらえたいものだと念じてもいるわけですが、そちらはそちらで本という形にする機会を頂戴しているために、これまたやはりブログにはなかなか書かれないのでした。

そんなこんなで、ただでさえ貧しい拙ブログは、ますます貧しくなる一方でございます。ご機嫌いかがでしょうか。

 

さて、来たる2016年08月01日に、新著『「百学連環」を読む』(三省堂)が刊行される予定です。

これは、かつて三省堂のワードワイズ・ウェブに2011年から2013年にかけて連載した同名の文章を一書にまとめたものです。全体を通じて手を入れ、その後新たに気づいたことなどを追記しております。

明治の啓蒙知識人・西周(にし・あまね)が私塾で行った講義「百学連環」の冒頭に置かれた「総論」をひたすらに精読するという試みであります。30ページ程度の文章を足かけ3年、週に一度、ともかくじっくり読んでみる、いわゆるスロー・リーディングの実践であります。

これはたとえるなら、家から駅までの道を匍匐前進するような赴きでしょうか。なにか違う気もしますが、普段は歩いたり自転車や車で行く道を、ルーペ片手にはいつくばっていろいろ目を留めながら進む探偵のような感じといえば、もそっとイメージも湧きますでしょうか。

そんなふうにして今から150年前に語られ、弟子によって書き取られた文書を読んでみたら、なにが見えてくるか。それを報告したわけです。

本にまとめるにあたっては、連載時にもお世話になった荻野真友子さんのお手をおおいに煩わせました。しかし、自分で申すのも変なものではありますが、おかげさまでちょっと類を見ない本に仕上がったと思います。

書店で見かけたら、覗いてみていただければ幸いです。(しかし、どの棚に置かれるのだろう……)

 

それで、このたびはこれに関連してもう一つお知らせがございます。

同書の刊行を記念して、08月08日(月)19時よりブックファースト新宿店にて、対談イヴェントを開催いたします。

対談のお相手には、かねてよりその博識と慧眼とに舌を巻き続け、帽子(シャッポ)を脱ぎ続けてきた竹中朗師(編集者・武蔵野人文資源研究所所長・明治賢人研究会主宰)をお招きしました。

明治の文化を語れば、私などの数千倍詳しく、また話しぶりも私などの数万倍面白い竹中さんとの対談、愉快な時間になること請け合いでございます。

また、編集担当の荻野さんから「よいですね? 本当に公開しますよ?」と念を押していただいた以下のお土産も鋭意準備中であります。

実際に「百学連環」のテキストをどのように読んでいったかが見える、山本さんの講義録への書き込みなども公開する予定です。また、『「百学連環」を読む』をさらに楽しむための「附録番外編」も当日ご参加のみなさんに配布いたします。

(イヴェント告知文より)

詳しくは、下記リンク先をご覧いただければ幸いです。

 

www.sanseido-publ.co.jp

www.book1st.net

「ゲーム学I」最終レポート

東京工芸大学での講義「ゲーム学I」の最終レポートについてお知らせします。

7月4日(月)の講義でお見せしたスライドの内容は以下の通りです。

 

次のいずれかをプレイして、分析・記述せよ。

 

・『99 Bricks』

・『洞窟物語』

・『Switch』(サイト「neutral」)

 

なお、分析・記述の際には、ここまでの講義で学んだことを活用すること。

それ以外の観点からの分析の追加も歓迎します。

 

特につぎの2点については詳しく記すこと。

 

①どのようなゲームか?

②プレイヤーの心理はどう変化する?

 

形 式:PCで作成、A4、プリントアウト

提出日:2016.07.25(最終回)

 

*ご不明の点は気軽にお尋ねください。

 

⇒99bricks

 http://www.kongregate.com/games/weirdbeardgames/99-bricks

 

⇒窓の杜 > 『洞窟物語』

 http://forest.watch.impress.co.jp/library/software/doukutsu/

 

⇒neutral > 『switch』

 http://neutralx0.net/escape/r1.html

 

「座・芸夢」第13回

去る6月20日(月)に、DeNAが主催するイヴェント「座・芸夢」に登壇して参りました。

第13回となる今回は「人をその気にさせるには?――ゲームにおける誘惑の技法」というテーマで、講義(30分)とワークショップ(70分)を行いました。

内容について、同社の藤村幹雄さんがレポートにまとめてくださっていますので、ご関心のある向きはご覧いただければ幸いです。

当日は、20冊くらいの関連書を紹介したミニブックガイドをお配りしました。

 

creator.dena.jp

 

「座・芸夢」のモデレータを務めている馬場保仁くんとは大学時代の同期で、『ゲームの教科書』(ちくまプリマ―新書)という本を共著で書いております。同書はおかげさまで、ゆっくりとではありますが増刷を重ねて4刷となりました。25年前には、まさか将来こんな形で協力するとは思ってもみませんでした(そんなことだらけ)。

 

さて、少し先のことですが、7月13日(水)に東京大学の藤本徹さん率いるLudix Labにて、「「人を育てるゲームプラン」の組み立て方」という公開研究会に、馬場くんと供に登壇いたします。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

peatix.com

 

Ludix Labの公開研究は、以前(2013年11月29日)、「「意味ある遊び」を生み出すルールとデザイン」というテーマでお話しさせていただいたことがありました。

peatix.com

 

ゲームの教科書(ちくまプリマー新書)

ゲームの教科書(ちくまプリマー新書)

 

 

シリアスゲーム―教育・社会に役立つデジタルゲーム

シリアスゲーム―教育・社会に役立つデジタルゲーム

 

 

入門 企業内ゲーム研修 (Ludix Lab)

入門 企業内ゲーム研修 (Ludix Lab)