Hot WIRED on WIRED

2017/02/12追記:おかげさまで満席御礼とのことです。ありがとうございます。

 

2017年02月18日(土)に『WIRED』ミニカンファレンス「WIRED on WIRED DX」に登壇いたします。

『WIRED』Vol.27の特集「サイエンスのゆくえ Before & After Science」関連のイヴェントです。同号には、京都大学の宮野公樹さんとの対談が掲載される予定です。

当時の予定はこんな具合。

私は、松島倫明さんと対談いたします。フンボルトを中心として、「生命の網」、「エコロジー」(ヘッケルが造語した原義での)、「学術大系」といった観点からあれこれお話しできればと念じております。

アレクサンダー・フンボルトの(文字通りの)冒険を描いた『フンボルトの冒険』は本当に楽しい本なので、ぜひ。

15:00-15:10|ご挨拶

15:15-16:15|第一部「フンボルトに現代科学は何を学ぶのか」(聞き手:『WIRED』編集部)

山本貴光(ゲーム作家/文筆家)× 松島倫明(『フンボルトの冒険』担当編集・NHK出版編集長)

16:20-17:20|第二部「科学者の使命としての『直観』」(聞き手:『WIRED』編集部)

長沼伸一郎(物理学者)× 宮野公樹(京都大学・学際融合教育研究推進センター)

17:30-18:30|懇親会

 

wired.jp

フンボルトの冒険―自然という<生命の網>の発明

フンボルトの冒険―自然という<生命の網>の発明

 

  

「百学連環」を読む

「百学連環」を読む

 

 

Before and After Science――サイエンスのゆくえ

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『WIRED』vol.27(コンデナスト・ジャパン)が刊行されました。

今回の特集は「Before and After Science――サイエンスのゆくえ」

特集は、テクノロジーと科学の関係を見つめてきた科学哲学者・村上陽一郎のロングインタヴューを収録。さらに、この先科学は豊かさに満ちた「未知の世界」とどう向き合うのか、蔵本由紀、長沼伸一郎、北野宏明、宇川直宏、ピーター・ペジックの5人の賢人に訊いた。民俗学者の畑中章宏は柳田国男とガストン・バシュラールの火の考察から、もうひとつの「科学史」を問い直す。1月の発売された新刊『フンボルトの冒険』から一部抜粋。『フンボルトの冒険』の著者であるアンドレア・ウルフのインタヴューも掲載している。京都大学学際融合教育研究推進センター准教授・宮野公樹とゲーム作家・山本貴光が「サイエンス」の本来を問い直す。”科学”はどこからきて、どこへむかうのかを問う大特集となっている。

(同誌ウェブサイトより)

 

wired.jp

 

おまけ

Before and After Science - Ten Pictures

Before and After Science - Ten Pictures

  • ブライアン・イーノ
  • エレクトロニック
  • ¥1400

 「Before and After Science」と聞いて、ブライアン・イーノのことを思い出したけれど、そういうバンドもあるのね。ポルトガルのバンドのようです。

www.youtube.com

最近読んだもの:アレクサンダー・フォン・フンボルト関連

最近読んだ文章。

長野順子「〈絵のような〉自然から〈自然絵画〉へ――アレクサンダー・フォン・フンボルトにおける観測/観察/観照」(『美学芸術学論集』、2012/03)[ pdf ]

 

大森道子「アレクサンダー・フォン・フンボルトとゲーテ――Physiognomik フィジオグノミークをめぐって」『モルフォロギア:ゲーテと自然科学』Vol. 1980 No. 2)

 

手塚章「アレクサンダー・フォン・フンボルトの地理学思想」(『筑波大学人文地理学研究』第14巻、1990/03)[ pdf ]

 

市川慎一「アレクサンダー・フォン・フンボルトとフランス啓蒙思想家」(『早稲田大学大学院文学研究科紀要』第2分冊、2007/02)[ pdf ]

 

山内惟介「アレクサンダー・フォン・フンボルト(一)――法文化研究の視点から」(『法学新報』第121巻第7・8号、2014/12)

 

栗林澄夫「科学的思考と芸術の結びつき――アレクサンダー・フォン・フンボルトにおける自然と人間」(『大阪教育大学紀要』第1部門第50巻第2号、2002/01)[ pdf ]

 

野間晴雄「フンボルト・中南米の風景序説――探検から調査への架け橋」(『関西大学東西学術研究所紀要』第41巻、2008/04)[ pdf ]

 

Google Scholar > Alexander von Humboldtの検索結果

 

新連載、始めました。

webちくまで、吉川浩満くんid:clnmn)と共著で新連載を始めました。

題して「人生がときめく知の技法」

第1回は「元祖・自己啓発哲学者、エピクテトスって?」です。

ご覧いただければこれ幸い。

www.webchikuma.jp

人生談義〈上〉 (岩波文庫)

人生談義〈上〉 (岩波文庫)

 

  

人生談義〈下〉 (岩波文庫)

人生談義〈下〉 (岩波文庫)

 

 

紀伊國屋じんぶん大賞2017

紀伊國屋じんぶん大賞2017の大賞に輝いたのは、加藤陽子『戦争まで――歴史を決めた交渉と日本の失敗』(朝日出版社)でした。

紀伊國屋のサイト(下記リンク先)では、加藤先生の受賞コメントも公開されています。

一部を引用します。

私たちがどこへ行くのかを考えるには、私たちがどこから来たのかを考える、これが王道でしょう。危機を感じた時、人々はどのような選択をしてきたのか、これを考えるのが歴史です。私には、「歴史」に対する希求が社会の中に顕現してきたように感じられるのです。歴史の役割と醍醐味は、過去を正確に描きながらも、未来を創り出す力があるところだと思います。

よろしく拳々服膺したい言葉であります。

なお、同サイトでは、ベスト30のそれぞれの本についても、推薦者の言葉が紹介されています。

www.kinokuniya.co.jp

戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗

戦争まで 歴史を決めた交渉と日本の失敗

 

 

ホース犬・爆弾犬・花火犬

www.youtube.com

この「ホース犬」を見ながら、ヘンリー・ローソンに「爆弾犬」というドタバタコメディ小説があるのを思い出した。導火線に火のついた爆弾をくわえた子犬が、逃げる男たちを遊んでくれているのだと思って追いかけまわして……という話。読むたび笑っちゃいます。

それにしても、この犬、完全に狙い定めているわよね。

などと面白がっていたら、岸政彦さんからまさに「爆弾犬」のような動画を教えてもらった。ホース犬とあわせて、思い出すたび笑いそう。

www.youtube.com

 

ローソン短篇集 (岩波文庫)

ローソン短篇集 (岩波文庫)

 

 

SPINGLE MOVE

久しぶりのことで、スニーカーを入手して履いてみたら、普段履いている革の靴はなんだったのというくらい軽やかで、思わずスキップしちゃいそう。

SPINGLE MOVEのサイドゴアイドルカットモデル(SPM-442 Light Gray)。

言えば当たり前のことに過ぎないけれど、重さや靴底の厚さや足の裏の触感がかわると、歩くときの気分もおおいに変わるわね。

はじめてヴィルケンシュトックの靴を履いたときの感激も思い出したりして。

あ、重い靴も好きですけどね。

 

shop.spingle.jp

 

触楽入門

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  • 作者: 仲谷正史,筧康明,三原聡一郎,南澤孝太,是澤ゆうこ
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考える人 2012年 11月号 [雑誌]

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