2005-04-06から1日間の記事一覧

ストローブ=ユイレの映画『階級関係——カフカ「アメリカ」より』(紀伊国屋書店、2005/03、amazon.co.jp)が、「ストローブ=ユイレ コレクション2」として発売になった模様。 同作品は、フランツ・カフカの小説『アメリカ』を原作とし、台詞を改変すること…

みすず書房、2005年4月の新刊案内より。 ★ナディン・ゴーディマ『いつか月曜日に、きっと』(福島富士男訳) ★東谷譲『進駐軍クラブから歌謡曲へ——戦後日本ポピュラー音楽の黎明期』 ★木村敏『関係としての自己』 ★ジャック・デリダ『生きることを学ぶ、終に…

★種村季弘『ザッヘル=マゾッホの世界』(平凡社ライブラリー518、平凡社、2004/11、amazon.co.jp)#0343 管見によると目下、日本語で読めるザッヘル=マゾッホの評伝としては、唯一の作品。著者は、惜しくも昨年の夏に亡くなったドイツ文学研究者の(という…

目下、日本語で読めるザッヘル=マゾッホ作品には、以下のものがある。 ★『毛皮を着たヴィーナス』(種村季弘訳、河出文庫、河出書房新社、2004/06、amazon.co.jp) Venus im Pelz (1870) ★『残酷な女たち』(池田信雄+飯吉光夫訳、河出文庫、河出書房新社…

★『みすず』第47巻第3号、2005年4月号(みすず書房) ジル・ドゥルーズ「ザッヘル・マゾッホからマゾヒズムへ」(國分功一郎訳)は、訳者解題によると、雑誌Arguments, no.21 (Editions de Minuit, 1961) に掲載された、Gilles Deleuze, De Sacher Masoch au…