勉誠出版

千葉俊二『文学のなかの科学』(勉誠出版)書評

「週刊読書人」2018年3月23日号(3232号)に、千葉俊二『文学のなかの科学――なぜ飛行機は「僕」の頭の上を通ったのか』(勉誠出版)の書評を書きました。 同書を「科学アナロジー批評」の試みと読みました。 同書の目次は以下の通り。 はじめに―〈カオスの縁…

「「文」の概念を通して日本「文」学史をひらく」

河野貴美子+Wiebke Denecke+新川登亀男+陣野英則編『日本「文」学史 第一冊 「文」の環境――「文学」以前』(勉誠出版、2015/09)は刊行を待ちかねていた1冊。落手して、目下はその巻頭に置かれたヴィーブケ・デーネーケ氏の「「文」の概念を通して日本「…

過去を見る方法

竹岡俊樹『石器の見方』(勉誠出版、2003/03、ISBN:4585051260) 日本の後期旧石器時代の石器について、どのように観察したらよいかを教えてくれる手引き書。 石器の加工の仕方と、そうした加工によって石がどのような形になり、どんな痕跡が残るかを、多数…