吉田健一

宮崎智之+山本貴光「これから吉田健一の話をしよう」(本屋B&B)

2024年1月14日(日)に、宮崎智之さんと「これから吉田健一の話をしよう」と題して本屋B&Bでお話しをします。 宮崎さんが解説を書いた『余生の文学』(平凡社ライブラリー、平凡社)刊行記念のイヴェントです。 昨年、神奈川近代文学館で「特別展「生誕110 …

『ヘルダーリン詩集』(Insel, 1913)

昨年注文した洋書がドイツ方面から届きました。 インゼル社が刊行した文芸叢書の1冊で、ヘルダーリンの詩集です。 1913年刊行で、前の持ち主が署名とともに"24. V. 13"と書き入れているので、おそらく同年に入手したものと思われます。 裏表紙の裏に封筒が貼…

森の図書館司書便り:『吉田健一に就て』国書刊行会

そして吉田健一といえば、すごい本が出ましたね。 川本直・樫原辰郎・武田将明編『吉田健一に就て』(国書刊行会、2023/10/24)です。 外ならぬ吉田健一の著作に『英国に就て』がありますが、これを当人に差し向けたわけですね。目次は以下の通り。 川本直「…

森の図書館司書便り:2023年11月の平凡社ライブラリー

2023年11月の平凡社ライブラリーは次の2冊です。発行日は2023年11月2日。 ・西川祐子『[増補]借家と持ち家の文学史 「私」のうつわの物語』(平凡社ライブラリー956、に12-1) ・吉田健一『余生の文学』(平凡社ライブラリー957、よ12-4) 西川祐子『[増補]…

冒頭拝見(その1)

本を読んでいると、一読してなにを言っているのか、言おうとしているのか、にわかには分からない文章に出会うことがある。 例えば、一定以上の専門知識を持ち合わせている人に向けて書かれた書物などは、その最たるものだ。とはいえ、その場合は、読み手であ…