平凡社ライブラリー

新編新訳20編

平凡社ライブラリーのために編まれたホルヘ・ルイス・ボルヘス(Jorge Luis Borges, 1899-1986)のエッセイ集。『論議』『永遠の歴史』『続・審問』から20の文章が選ばれ、訳出されています。訳者は木村榮一氏。 ボルヘスの作品は、多数の邦訳が刊行されてき…

2005年11月の平凡社ライブラリーは、上掲書のほか以下の二冊。 ★ブルーノ・シュルツ『シュルツ全小説』(工藤幸雄訳、2005/11、amazon.co.jp) 20世紀の悲劇を背負ったヨーロッパ辺境が生んだ一抹の光。クエイ兄弟の映画でカルト的人気を誇る独自の作品世界…

★伊達得夫『詩人たち ユリイカ抄』(平凡社ライブラリー558、平凡社、2005/11/10、amazon.co.jp) 『詩人たち ユリイカ抄』がこのたび平凡社ライブラリーから再刊された。本書は、1948年(昭和23年)に書肆ユリイカを興した伊達得夫(だて・とくお, 1920-196…

ちなみに平凡社ライブラリーの2005年10月の新刊書目のもう一冊は、 ★工藤雅樹『古代蝦夷の英雄時代』(平凡社ライブラリー、平凡社、2005/10、amazon.co.jp) 古代蝦夷は、日本民族の成立とアイヌ民族の成立の谷間の存在で、英雄たちが主導する高度に発達し…

★飯沢耕太郎『[増補]都市の視線——日本の写真 1920-30年代』(平凡社ライブラリー555、平凡社、2005/10、amazon.co.jp) 1989年8月に創元社から刊行された親本を改訂・増補した一冊。日本の1920年代から30年代の写真を論じた表題作「都市の視線」のほか、野島…

★渡辺京二『逝きし世の面影』(平凡社ライブラリー552、平凡社、2005/09、amazon.co.jp) 渡辺京二(わたなべ・きょうじ, 1930- )氏が1998年に葦書房より刊行した『逝きし世の面影 日本近代素描1』の文庫化。 近代化によって滅んだ日本の「逝きし」文明を、…

★寺山修司『寺山修司幻想劇集』(平凡社ライブラリー548、平凡社、2005/09、amazon.co.jp) 生誕70周年を迎えた寺山修司の1970〜80年代を代表する戯曲を収録。「疫病流行記」「奴婢訓」など、比類ない幻想的な劇宇宙で世界の演劇シーンを震撼させた寺山演劇…

★細野晴臣『細野晴臣インタビュー THE ENDLESS TALKING』(平凡社ライブラリー550、平凡社、2005/09、amazon.co.jp) はっぴいえんど、キャラメル・ママ、ティン・パン・アレー、YMO、FOE……。つねにポップでアヴァンギャルドな細野ワールドの核心に迫る。30…

★ホルヘ・ルイス・ボルヘス『エル・アレフ』(木村榮一訳、平凡社ライブラリー549、平凡社、2005/09、amazon.co.jp) Jorge Luis Borges, EL ALEPH アルゼンチンの作家ホルヘ・ルイス・ボルヘス(Jorge Luis Borges, 1899-1986)の短編集『エル・アレフ』の…

★F.W.ニーチェ『ニーチェ・セレクション』(編=渡邊二郎、平凡社ライブラリー551、平凡社、2005/09、amazon.co.jp) その渡邊二郎氏が編訳をつとめた『ニーチェ・セレクション』。 今なおその衝撃力を失わない過激にして深遠なニーチェの思想。そのニーチェ…

★イマヌエル・カント『純粋理性批判(下)』(原佑訳、平凡社ライブラリー553、平凡社、2005/09、amazon.co.jp) Immanuel Kant, Kritik der reinen Vernunft イマヌエル・カント(Immanuel Kant, 1724-1804)の主著のひとつ『純粋理性批判(Kritik der rein…

★グザヴィエル・ゴーチエ『シュルレアリスムと性』(三好郁朗訳、平凡社ライブラリー547、平凡社、2005/08、amazon.co.jp) Xavière Gauthier, Surréalisme et sexualité (Gallimard, 1971) アンドレ・ブルトン(1896-1966)によって起草された「シュルレア…

★グザヴィエル・ゴーチエ『シュルレアリスムと性』(三好郁郎訳、平凡社ライブラリー547、平凡社、2005/08、amazon.co.jp) 自由と愛を求めたシュルレアリスムはエロスの破壊力に賭けたが、その苦闘とは裏腹に、結局は革命に失敗する。その原因を抜きがたい…

★日夏耿之介『荷風文学』(平凡社ライブラリー、平凡社、2005/07、amazon.co.jp) 著者は狷介孤高をもって知られた学匠詩人。ゴシック・ロオマン体と称される特異な詩風が名高いが、その文学的鑑識眼も稀有である。全集未収録の批評文を多数収めた、瞠目の荷…

★クロード・レヴィ=ストロース『レヴィ=ストロース講義——現代世界と人類学』(川田順造+渡辺公三訳、平凡社ライブラリー543、平凡社、2005/07、amazon.co.jp) Claude Lévi-Strauss, L'anthropologie face aux problèmes du monde moderne 1988年3月にサ…

★I.カント『純粋理性批判(中)』(原佑訳、平凡社ライブラリー539、平凡社、2005/02、amazon.co.jp)#0399 Immanuel Kant, Kritik der reinen Vernunft 渡邊二郎氏による補訂をほどこした翻訳書の中巻。第1版と第2版を比較しながら読める工夫を施してある。…

★山本東次郎+近藤ようこ『中・高校生のための狂言入門』(平凡社ライブラリー530、平凡社、2005/02、amazon.co.jp)#0363* 漫画家・近藤ようこ(こんどう・ようこ, 1957- )氏が聴き手となって大蔵流狂言方・山本東次郎(やまもと・とうじろう, 1937- )氏…

平凡社ライブラリー2005年04月の新刊は、以下の三冊。 ★西郷信綱『源氏物語を読むために』(平凡社ライブラリー534、平凡社、2005/04、amazon.co.jp) ★ポール・ヴァレリー『ヴァレリー・セレクション(下)』(東宏治+松田浩則編訳、平凡社ライブラリー535…

★ポール・ヴァレリー『ヴァレリー・セレクション(下)』(東宏治+松田浩則編訳、平凡社ライブラリー535、平凡社、2005/04、amazon.co.jp)#0345 新訳による『ヴァレリー・セレクション』(全2巻)の下巻。収録作品は以下のとおり。 ・海への眼差し ・『パ…

★種村季弘『ザッヘル=マゾッホの世界』(平凡社ライブラリー518、平凡社、2004/11、amazon.co.jp)#0343 管見によると目下、日本語で読めるザッヘル=マゾッホの評伝としては、唯一の作品。著者は、惜しくも昨年の夏に亡くなったドイツ文学研究者の(という…

★ポール・ヴァレリー『ヴァレリー・セレクション(上)』(東宏治+松田浩則訳、平凡社ライブラリー528、平凡社、2005/02、amazon.co.jp) 人間がつくる作品の価値は、作品そのものにあるのではなく、その作品が後になってほかの作品や状況をどう進展させた…

★I.カント『純粋理性批判(上)』(原佑訳、平凡社ライブラリー527、平凡社、2005/02、amazon.co.jp)#0212 Immanuel Kant, Kritik der reinen Vernunft(1781; 1787) 従来、理想社の『カント全集』に収録されていた『純粋理性批判』の文庫化。全三分冊。 文…

★石堂清倫『わが異端の昭和史』(上下巻、平凡社ライブラリー405、410、2001/09、2001/10、amazon.co.jp)#0184-0185 石堂清倫(いしどう・きよとも, 1904-2001)氏の回想録。「東大新人会時代から社会主義運動に身を投じ、三・一五事件での検挙、入獄、転向…

★ポール・ヴァレリー『ヴァレリー・セレクション(上)』(東宏治+松田浩則訳、平凡社ライブラリー528、平凡社、2005/02、amazon.co.jp)#0180 ・東宏治「ヴァレリーを読むよろこび——訳者まえがき」 ・「建築家に関する逆説」 ・「方法的制覇」 ・「ブレア…

◆平凡社ライブラリー ★I.カント『純粋理性批判(上)』(原佑訳、平凡社ライブラリー527、平凡社、2005/02、amazon.co.jp) Immanuel Kant, Kritik der reinen Vernunft(1781; 1787) ⇒http://d.hatena.ne.jp/yakumoizuru/20050215#p4 ★ポール・ヴァレリー『…