河出書房新社

書評「サピエンスともあろうものが」

「Web河出」にユヴァル・ノア・ハラリ『ホモ・デウス』(上下巻、柴田裕之訳、河出書房新社)の書評を寄稿しました。 「サピエンスともあろうものが」と題して、同書がどのような問題意識で書かれたものかについてご紹介しています。ここを押さえると面白く…

『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』刊行記念鼎談

2018年9月22日(土)は、本屋B&Bで吉川浩満くん(id: clinmn)の新著『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』(河出書房新社)の刊行を記念した鼎談でした。 登壇者は、吉川くん、荒木優太さん、私の3名。 荒木さんはレジュメを用意してくださっていて、…

文芸季評「文態百般」第2回

河出書房新社の「Web河出」に、文芸季評「文態百般」の第2回が掲載されました。 今回から「群像」「新潮」「すばる」「文學界」「文藝」の五誌に加えて、「小説トリッパー」「たべるのがおそい」「三田文學」「早稲田文学」の四誌を観測範囲に加えます。これ…

「文芸季評 文態百版」第1回公開

お知らせです。 河出書房新社の『文藝』2018年夏号に寄稿した「文芸季評 文態百版」第1回が、「Web河出」で公開されました。 すでに熟練の評者たちによる文芸時評がたくさんなされている中で、門外漢のわたくしにできることはなんだろうかと考えて、ちょっと…

新連載「季評 文態百版」

『文藝』2018年夏号(河出書房新社)に、連載「季評 文態百版」の第1回(2017年12月~2018年2月)を寄稿しました。 作品が公開されればネットで感想がとびかい、毎週毎月のようにヴェテラン批評家たちが時評で読むに値するものを教えてくれているのに、なに…

蒐書録#032:辻山良雄『365日のほん』

★辻山良雄『365日のほん』(河出書房新社、2017/11) 東京は荻窪の本屋さん「Title」の店主、辻山良雄さんによる楽しい本の本。 (写真1.表紙。イラストは中山信一さん、デザインは漆原悠一さん(tento)) 辻山さんは、Titleの開店(2016年1月)以来、ウ…

加島卓&山本貴光「エンブレム問題から考えるデザインの過去と未来」

★加島卓&山本貴光「エンブレム問題から考えるデザインの過去と未来」 2017年12月20日(水)の夜に神楽坂モノガタリにて、加島卓さんと対談いたします。 加島さんの新著『オリンピック・デザイン・マーケティング』(河出書房新社)の刊行を記念してのイヴェ…

『池澤夏樹、文学全集を編む』(河出書房新社、2017/09、近刊)

河出書房新社から「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」(全30巻)が刊行されたのは、2007年11月から2011年03月にかけてのこと。 かつて多種多様な文学全集が出ていたのが嘘のように(例えば田坂憲二『文学全集の黄金時代』をご覧あれ)、そうした企画が少な…

池澤夏樹=個人編集 日本文学全集『源氏物語』(角田光代訳)/『池澤夏樹、文学全集を編む』

2014年の『古事記』(池澤夏樹訳)から始まった「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」(全30巻、河出書房新社)も既刊27巻となり、残るは角田光代さんによる新訳『源氏物語』(3巻)となりました。 その上巻(1帖「桐壺」から21帖「少女」)が9月11日に刊行…

池澤夏樹=個人編集「日本文学全集」第28巻『近現代作家集III』の月報に寄稿しました

池澤夏樹=個人編集「日本文学全集」第28巻『近現代作家集III』(河出書房新社、2017/07)の月報に寄稿しました。 今回の月報には、池澤春菜さんによる「世界の形と言葉の灯台」と、拙文「宇宙全部入り――玄関から銀河帝国の滅亡まで」が掲載されています。 …

渡部直己×大澤聡「批評という快楽――『日本批評大全』徹底解剖」

先日、2017年03月03日にゲンロンカフェで行われた対談、渡部直己×大澤聡「批評という快楽――『日本批評大全』徹底解剖」を聴きに行った。 (以下はtwitterへの投稿をまとめたものです) 要点だけノートしようと思っていたら、14ページを使っていた(4時間近く…

寺田寅彦 学術連環

ご無沙汰しております。 この夏に取り組んでいた原稿が形になりましたので、お知らせします。河出書房新社の「道の手帖」シリーズ最新刊『寺田寅彦――いまを照らす科学者のことば』(池内了責任編集、2011/11)に寄稿しました。 「知を結ぶ――寺田寅彦 学術連…

本読む姿

『本の読み方』といっても、内容をより効率的に吸収するテクニックやら、本の選び方を書いた本ではない。 喩えて言うなれば、人が、日常のなかで、どんなふうに本を読んでいるかということについて、スナップ写真を撮って、それを見ながら、きっとこういうこ…

★『ゲオルク・ビューヒナー全集』(全1巻、手塚富雄+千田是也+岩淵達治監修、5月下旬刊行予定) 創業120周年記念出版プロジェクトの第二弾は『ゲオルク・ビューヒナー全集』(全1巻、手塚富雄+千田是也+岩淵達治監修)の復刊。 ビューヒナー(Georg Büch…

★『シュルレアリスムと画家叢書 骰子の7の目』(河出書房新社) 今年、創業120周年を迎えるという河出書房新社が120周年を記念した出版プロジェクトを発表している。 その第一弾は、「骰子の7の目」*1の増補新版。叢書名「シュルレアリスムと画家叢書」と…

河出書房新社の新刊書より。 ★廣瀬純『美味しい料理の哲学』(シリーズ道徳の系譜、amazon.co.jp)【哲学】 ★『日本文芸史 第七巻 現代1』(amazon.co.jp)【文学史】 以下は11月の新刊から。 ★星野智幸『最後の吐息』(河出文庫、2005/11/08予定、amazon.co…

★『ドゥルーズ——没後10年、入門のために』(KAWADE道の手帖、河出書房新社、2005/10、amazon.co.jp) 河出書房新社のシリーズ「KAWADE道の手帖」の最新刊は、ジル・ドゥルーズ(Gilles Deleuze, 1925-1995)を取り上げている。 副題に「入門」を謳っているも…

★阿部嘉昭『成瀬巳喜男——映画の女性性』(河出書房新社、2005/08、amazon.co.jp) 今年生誕100年を迎える、映画監督についての書き下ろし。女性を描くことに定評のあった名匠の映画術を、『浮雲』をはじめ12作品を中心に、さまざまな「映画の女性性」を考察。…

★笙野頼子『徹底抗戦! 文士の森——実録純文学闘争十四年史』(河出書房新社、2005/06、amazon.co.jp) 純文学をめぐる論争文を集めた前作『ドン・キホーテの「論争」』(講談社、1999/11、amazon.co.jp)、純文学を外側から勝手に定義するさまざまな勢力との…

★ジョン・B.ワトソン『行動主義の心理学』(安田一郎訳、現代思想選6、河出書房新社、1980/07、amazon.co.jp)#0317* John B. Watson, Behaviorism (Norton & Company, 1930) 行動主義(Behaviorism)の創始者ジョン・B.ワトソン(John B. Watson, 1878-1958…

★スラヴォイ・ジジェク+グリン・デイリー『ジジェク自身によるジジェク』(清水知子訳、河出書房新社、2005/02、amazon.co.jp)#0246 Slavoj Zizek+Glyn Daly, Conversations with Zizek (Polity, 2004, amazon.co.jp) 本当は映画作家になりたかったジジェ…

★平沢剛編『アンダーグラウンド・フィルム・アーカイブス』(河出書房新社、2001/07、amazon.co.jp)#0213 政治も文化も、 あらゆるジャンルが熱く、 共振しあっていた60年代から70年代、 映画のアンダーグラウンド・シーンもまた 混沌とした才能が集まり、 …

★稲葉真弓『エンドレス・ワルツ』(河出書房新社、1992/03; 河出文庫、河出書房新社、1997/08、amazon.co.jp)#0141* サックス・プレイヤー阿部薫(あべ・かおる, 1949-1978)と元女優で作家の鈴木いづみ(1949-1986)の出会いと別れと死を描いた小説。若松…