筑摩書房

2001年の暮れに、吉田武氏の『オイラーの贈物』がちくま学芸文庫に入ったとき、ちょっと新鮮な印象をもったことを覚えている。文庫では、横書きで数式が列挙されるスタイルの数学書をあまり見かけることがないからだった。数少ない例のひとつが岩波文庫で、…

★『明治文學全集 第24巻 内田魯庵集』(筑摩書房、1978) この全集(全100巻)については、いつか細かい書誌をまとめておきたいと思いつつ先送りになっている。機会をとらえてこの場で少しずつでもまとめていこう。まずは魯庵の巻に収録されている作品一覧か…

★蓮實重彦『ゴダール革命』(リュミエール叢書37、筑摩書房、2005/09/23予定、amazon.co.jp) 先頃、河出書房新社から書き下ろしの谷崎潤一郎論を含む作家論集『魅せられて』(河出書房新社、2005/07、amazon.co.jp)を刊行した蓮實氏の新刊は『ゴダール革命…

★『マルクス・コレクション6——フランスの内乱・ゴータ綱領批判・時局論(上)』(辰巳伸知+細見和之+村岡晋一+小須田健+吉田達訳、筑摩書房、2005/09/23予定、amazon.co.jp) 「マルクス・コレクション」(全7巻)の第四回配本(第五冊目)。 ⇒筑摩書房 …

★稲葉振一郎『「資本」論——取引する身体/取引される身体』(ちくま新書555、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)

★加藤周一『二〇世紀の自画像』(ちくま新書553、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)

★小松崎茂『小松崎茂 昭和の東京』(ちくま文庫、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)

★小泉八雲『小泉八雲コレクション——虫の音楽家』(ちくま文庫、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)

★上野千鶴子+小倉千加子『ザ・フェミニズム』(ちくま文庫、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)

★ジョルジュ・ローデンバック『ローデンバック集成』(高橋洋一訳、ちくま文庫、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)

★ジャンバティスタ・バジーレ『ペンタメローネ——五日物語』(上下巻、杉山洋子+三宅忠明訳、ちくま文庫、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)

★渡邊二郎『現代人のための哲学』(ちくま学芸文庫ワ3-5、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)

★松岡正剛『フラジャイル——弱さからの出発』(ちくま学芸文庫マ25-1、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)

★木村敏『あいだ』(ちくま学芸文庫キ14-1、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp)

★ロラン・バルト『映像の修辞学』(蓮實重彦+杉本紀子訳、ちくま学芸文庫ハ9-5、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp) 「イメージの修辞学——パンザーニの広告について」、「写真のメッセージ」、「映画について——「カイエ・デュ・シネマ」誌によるインタヴュ…

★ハンナ・アレント『暗い時代の人々』(阿部齋訳、ちくま学芸文庫あ7-3、筑摩書房、2005/09、amazon.co.jp) Hannah Arendt, MEN IN DARK TIMES (1968) 『人間の条件』、『革命について』につづいて、ハンナ・アレント(Hannah Arendt, 1906-1975)作品、三…

★内田魯庵『明治の文学 第11巻 内田魯庵』(坪内祐三+鹿島茂編、筑摩書房、2001/03、amazon.co.jp) 坪内祐三氏が編集した「明治の文学」の第11巻。「内田魯庵は明治のベンヤミンだ。好きなもの、街歩き、古本、オモチャ、万年筆、ステッキそれに思い出。嫌…

筑摩書房では、今年12月で創刊20周年を迎えるちくま文庫(総点数約1900点)の復刊アンケートを募集中。下記ウェブサイトに「品切れ本全点リスト」が掲載されており、最大20点までチェックをいれることができる。読みたかったのに永らく品切れだったあの書目…

★蓮實重彦+山根貞男編『成瀬巳喜男の世界へ』(リュミエール叢書36、筑摩書房、2005/07、amazon.co.jp) 今年2005年は、映画監督・成瀬巳喜男(1905-1969)の生誕百周年にあたる。この節目を記念した各種特集上映やDVDボックスセット(東宝)のリリースなど…

★稲垣足穂『稲垣足穂コレクション6——僕のユリーカ』(ちくま文庫い53-6、筑摩書房、2005/06、amazon.co.jp)

★西郷信綱『古事記注釈 第二巻』(ちくま学芸文庫サ16-3、筑摩書房、2005/06、amazon.co.jp) かつて平凡社から刊行されていた同書を、文庫では全8巻で。

★福田和也『日本人の目玉』(ちくま学芸文庫フ15-3、筑摩書房、2005/06、amazon.co.jp) 1998年に新潮社から刊行された批評集の文庫化。 ・「放哉の道、虚子の道と道」 ・「西田の虚、九鬼の空」 ・「見えない洲之内、見るだけの青山」 ・「三島の一、安吾の…

★エドマンド・スペンサー『妖精の女王 3』(和田勇一+福田昇八訳、ちくま文庫す16-3、筑摩書房、2005/06、amazon.co.jp) Edmund Spenser, The Faerie Queene (1590-1596) 全四分冊の第三分冊。

★竹中労『完本 美空ひばり』(ちくま文庫た20-6、筑摩書房、2005/06、amazon.co.jp) まだ中を確認してませんが、以前(1987)、朝日文庫から出ていた本の増補版でしょうか。美空ひばりといえば、鈴木清順の『オペレッタ狸御殿』にディジタル処理で特別出演…

★ルイス・キャロル『不思議の国の論理学』(柳瀬尚紀訳、ちくま学芸文庫キ13-1、筑摩書房、2005/06、amazon.co.jp) Lewis Carroll, Logics in Wonderland ルイス・キャロル(Lewis Carroll[Charles Lutwidge Dodgson], 1832-1898)の言葉や論理のあそび満載…

★ジャック・デリダ『声と現象』(林好雄訳、ちくま学芸文庫テ2-6、筑摩書房、2005/06、amazon.co.jp) Jacques Derrida, La voix et le phénomène: Introduction au problème du signe dans la phénoménologie de Husserl(P.U.F., 1967; Quadrige 156, P.U.F…

★中山元『高校生のための評論文キーワード100』(ちくま新書542、筑摩書房、2005/06、amazon.co.jp)#0433 100のキーワードをそれぞれ見開き2頁で解説。 中山さんには、『思考の用語辞典』(筑摩書房、2000/05、amazon.co.jp)という著作もあり、こちらも100…

★高田理惠子『グロテスクな教養』(ちくま新書539、筑摩書房、2005/06、amazon.co.jp)#0432 『文学部をめぐる病い——教養主義・ナチス・旧制高校』(松籟社、2001/06、amazon.co.jp)の著作もある高田理惠子(たかだ・りえこ, 1958- )氏の新著。 教養という…

★エドマンド・スペンサー『妖精の女王 2』(和田勇一+福田昇八訳、ちくま文庫す16-1、筑摩書房、2005/04、amazon.co.jp)#0398 Edmund Spenser, The Faerie Queene (1590-1596) 全四分冊の第二分冊。原書の第2巻から第3巻。 ⇒作品メモランダム > 2005/04/18…

★ルートウィヒ・ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』(中平浩司訳、ちくま学芸文庫ウ15-1、筑摩書房、2005/05、amazon.co.jp)#0397 Ludwig Wittgenstein, Tractatus Logico-Philosophicus 20世紀人文系の古典的著作を精力的に刊行しているちくま学芸文庫…