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「楽天市場の「絶望的な使いにくさ」に隠された意図――深読みウェブ散歩」

講談社のウェブサイト「現代ビジネス」に寄稿しました。 編集部につけていただいたタイトルは、「楽天市場の「絶望的な使いにくさ」に隠された意図〜深読みウェブ散歩」。 少々カタく申せば、ウェブ批評の試みです。 これまで、デジタルゲームをつくったり、…

★飯田隆編著『知の教科書 論理の哲学』(講談社選書メチエ341、講談社、2005/09、amazon.co.jp) 『言語哲学大全』(全4巻、勁草書房、1987-2002、4326153652)などの仕事で知られる飯田隆(いいだ・たかし, 1948- )氏の編集による論理の哲学入門書。フレー…

明治賢人研究会という会合で、魯庵の「銀座と築地の憶出」(初出=大正15年7月「女性」所載)を読んでいる。 参集したメムバーが、一人一段落を音読しては、そのくだりを肴にああでもないこうでもないと論じ合う。音読というところが好い。ページ全体をぱっ…

★フランツ・フェルディナント『オーストリア皇太子の日本日記 明治二十六年夏の記録』(安藤勉訳、講談社学術文庫1725、講談社、2005/09、amazon.co.jp) Franz Ferdinand, TAGEBUCH MEINER REISE UM DIE ERDE 1892-1893 オーストリア皇太子フランツ・フェル…

★『群像』第60巻第10号、2005年10月号(講談社) 評論特集「小説の現在」は、評論家11人による13人の作家論。俎上にのせられる作家は、赤坂真理、阿部和重、鹿島田真希、桜坂洋、平山瑞穂、山崎ナオコーラ、佐藤友哉、笙野頼子、多和田葉子、中原昌也、古川…

★伊藤整『日本文壇史2——新文学の創始者たち』(講談社文芸文庫いD3、講談社、1995/02、amazon.co.jp) 私たち文学史の門外漢にとって明治文学史をたどるさいに便利なリソースのひとつに、伊藤整+瀬沼茂樹『日本文壇史』(全24巻+目次総索引、講談社文芸文…

★内田魯庵『魯庵日記』(講談社文芸文庫うD2、講談社、1998/07、amazon.co.jp) 明治27年から44年までの日記。身辺雑記はもちろんのこと、新聞記事や名刺(実物)の貼りこみ、それについての批評、日記というよりはもはや随筆になっている文章など、多種多様…

★内田魯庵『魯庵の明治』(山口昌男+坪内祐三編、講談社文芸文庫うD1、講談社、1997/05、amazon.co.jp) 目下、講談社文芸文庫には魯庵の作が二冊はいっている。一冊目がこの『魯庵の明治』。もっぱら明治期の回想記を中心に編まれたアンソロジー。収録作は…

★『群像』第60巻第7号、2005年7月号(講談社) 奥泉光+町田康「物語を打ち破る力」は二人の小説作法が垣間見えておもしろい対談。 安藤礼二「虚空の曼荼羅——折口信夫新発見資料解説」は、新発見資料三点つき。下記、栗原さんのブログに安藤さんのコメントも…

★『ファウスト』Vol.5、2005 SPRING(講談社)#0423 第一特集は「上遠野浩平をめぐる冒険」、第二特集は「ノベルゲームの最前線!」。「森川嘉一郎ロングインタビュー」ほか840ページ超。 素直におもしろいか? と問われたら即答しかねる作品も多いけれど、…

★鈴木謙介『カーニヴァル化する社会』(講談社現代新書1788、講談社、2005/05、amazon.co.jp)#0415 鈴木謙介(すずき・けんすけ, 1976- )氏の新著『カーニヴァル化する社会』(講談社現代新書1788、講談社、2005/05、amazon.co.jp)は、現代日本社会のいく…

★新宮一成+立木康介編『フロイト=ラカン』(講談社選書メチエ330、講談社、2005/05、amazon.co.jp)#0396 講談社選書メチエのサブシリーズ「知の教科書」最新刊は、フロイトとラカンの名を冠している。 言語活動を介することで人間はどのように現実を経験…

★『群像』第60巻第6号、2005年6月号(講談社) 2005年1月号に第一部が掲載された大江健三郎氏の新作『さようなら、私の本よ!』第2部「死んだ人たちの伝達は火をもって」。角田光代氏と星野智幸氏の対談は「小説は学べるか・ 教えられるか?」。第48回群像新…

★上野修『スピノザの世界——神あるいは自然』(講談社現代新書1783、講談社、2005/04、amazon.co.jp)#0374 スピノザ(Baruch de Spinoza, 1632-1677)は、プラトン、デカルト、カント、ヘーゲル、ニーチェといった哲学者たちに比べると(日本語で書かれた)…

★淀川長治『淀川長治映画塾』 (講談社文庫よ20-1、講談社、1995/02、amazon.co.jp)#0360 1991年からアテネ・フランセ文化センターで開催された「淀川長治映画塾」29回から20講を収録した書物。映画の愉悦をいっそう引き立てる淀川さんの縦横な知識と語りに…

★齋藤了文『テクノリテラシーとは何か——巨大事故を読む技術』(講談社選書メチエ323、講談社、2005/02、amazon.co.jp)#0315* 限定された知(限定合理性)しか持ちようのない人間が、どうしたら複雑性が高く決定論的に予測しつくせない状況のなかに安定した…

★藤田嗣治『腕一本/巴里の横顔』(講談社文芸文庫ふJ-1、講談社、2005/02、amazon.co.jp)#0312 1955年、レオナール・フジタとしてフランスに帰化しかの地で歿した画家・藤田嗣治(ふじた・つぐはる, 1886-1968)のエッセイ集。 藤田が生前刊行した三冊の随…

★ヒュギーヌス『ギリシャ神話集』(松田治+青山照男訳、講談社学術文庫1695、講談社、2005/02、amazon.co.jp)#0311 Hyginus, Fabulae ラテン語で書かれたギリシア神話集。神話集といっても、神・人物ごとのエピソードが手短にまとめられたもので、ほとんと…

★『群像』第60巻第4号、2005年4月号(講談社)#0293 ・町田康「自分の群像」 ・リービ秀雄「コネチカット・アベニュー」 ・高橋源一郎+山田詠美+島田雅彦「顰蹙——文学の力」 ほか ⇒講談社 > 『群像』 http://shop.kodansha.jp/bc/books/bungei/gunzo/index…

★矢野健太郎『人類の知的遺産 第68巻 アインシュタイン』(講談社、1978/10)#0251 講談社から刊行された「人類の知的遺産」シリーズ(全80巻)の一冊。このシリーズは、特定の人物(場合により思想潮流)をとりあげて、その「生涯」「思想」「作品」「影響…

★吉本隆明『吉本隆明対談選』(講談社文芸文庫よB5、講談社、2005/02、amazon.co.jp)#0192 吉本隆明(よしもと・たかあき, 1924- )の過去の対談から編んだ一冊。対談相手は以下のとおり。 ・江藤淳「文学と思想」 ・鶴見俊輔「思想の流儀と原則」 ・ミシェ…

★ウィリアム・ハーヴィ『心臓の動きと血液の流れ』(岩間吉也訳、講談社学術文庫1697、講談社、2005/02、amazon.co.jp)#0191 William Harvey, Exercitatio anatomica de motucordis et sanguinis in animalibus(1628) イングランドの医師・解剖学者・生理学…

★上垣外憲一『雨森芳洲――元禄享保の国際人』(講談社学術文庫1696、講談社、2005/02、amazon.co.jp)#0190 江戸の思想家・雨森芳洲(あめのもり・ほうしゅう, 1668-1755)の評伝。 朝鮮語と中国語を自在に操る対馬藩の儒者に、朝鮮通信使は称賛の言葉を惜し…

★『群像』第60巻第3号(講談社)#0166 ・阿部和重+佐々木敦「ポスト・ネット時代の文学」

☆森茂起『トラウマの発見』(講談社選書メチエ、2005/02、amazon.co.jp) ☆山内譲『瀬戸内の海賊 村上武吉の戦い』(講談社選書メチエ、2005/02、amazon.co.jp) ☆齋藤了文『テクノリテラシーとは何か 巨大事故を読む技術』(講談社選書メチエ、2005/02、ama…

☆丸山健二『夏の流れ——丸山健二初期作品集』(講談社文芸文庫、講談社、2005/02、amazon.co.jp) ★吉本隆明『吉本隆明対談選』(講談社文芸文庫、講談社、2005/02、amazon.co.jp) ★藤田嗣治『腕一本/巴里の横顔』(講談社文芸文庫ふJ-1、講談社、2005/02、…

☆網野善彦『中世の非人と遊女』(講談社学術文庫、2005/02、amazon.co.jp) ★ヒュギーヌス『ギリシャ神話集』(講談社学術文庫、2005/02、amazon.co.jp) ⇒http://d.hatena.ne.jp/yakumoizuru/20050311#p1 ★上垣外憲一『雨森芳洲——元禄享保の国際人』(講談…

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★高橋英夫『批評の精神』(講談社文芸文庫たG2、講談社、2004/09、amazon.co.jp) 高橋英夫(1930- )最初の著作。小林秀雄、河上徹太郎、大岡昇平、福田恒存、神西清、林達夫、唐木順三、折口信夫をめぐる論考。親本は、1970年12月に中央公論社から刊行。

★梶田昭『医学の歴史』(講談社学術文庫1614、講談社、2003/09、amazon.co.jp)#0112 梶田昭の『医学の歴史』は小さな書物ながら、非常に目配せがきいているすばらしい本だ。古代ギリシアから古代ローマを経てアラビア文化へ継承された文化がルネサンスで再…

★早野透『日本政治の決算――角栄VS.小泉』(講談社現代新書1694、講談社、2003/12、amazon.co.jp)