MiND

拙訳書『MiND――心の哲学』(山本貴光+吉川浩満訳、朝日出版社、2006/03、ISBN:4255003254)について、山形浩生さんと茂木健一郎さんが書評を書いてくださいました。ありがとうございます。 ★山形浩生「今月の一冊」(『Cut』2006年5月号、vol.196、rockin'o…

2006年04月06日より、三省堂書店神田本店5階(科学書コーナー)にて、「心脳問題ブックフェア」を開催しています。 三省堂書店と朝日出版社のご協力を得て、相棒・吉川浩満(id:clinamen)と私が選ばせていただいた「心脳問題(Mind-Body Problem)」関連書…

人文書を中心とした書籍情報を満載したメールマガジン「[本]のメルマガ」に、相棒・吉川浩満とともに寄稿させていただきました(いきがかり上、『MiND』の書影掲載の頻度が高く失礼します :-)。 今回の原稿では、『MiND——心の哲学』の魅力と、同書が書店の…

このたびサールの『MiND——心の哲学』(朝日出版社、2006/03、amazon.co.jp)を翻訳してみて、あらためて哲学用語の訳語について考えさせられた。特に今回の本は「心の哲学書」の入門書ということもあって、読み手が用語につまづいてしまうのは避けたい。され…

★2006年03月11日:若干追記 ★ジョン・R.サール『MiND——心の哲学』(山本貴光+吉川浩満訳、朝日出版社、2006/03、amazon.co.jp) John R. Searle, Mind: A Brief Introduction(Fundamentals of Philosophy, Oxford University Press, 2004) これまでに何度…

★John R. Searle, Mind: A Brief Introduction (Fundamentals of Philosophy, MIT Press, 2004/08, amazon.co.jp) 昨日から「第十章 知覚」にとりかかる。知覚の対象自体と、その対象についての感覚与件(センス・データ)の関係をめぐる議論。ヒューム、ロ…

★John R. Searle, Mind: A Brief Introduction (Fundamentals of Philosophy, MIT Press, 2004/08, amazon.co.jp) 「第八章 自由意志」に進む。論争が絶えないこのテーマ、サールはどう料理するのか/しないのか、たのしみ。

★John R. Searle, Mind: A Brief Introduction (Fundamentals of Philosophy, MIT Press, 2004/08, amazon.co.jp) 第六章「志向性」に進む。 サールには、『志向性——心の哲学』(坂本百大監訳、藤本隆志+坂井秀壽+野矢茂樹+渡辺忠+大杉佳弘+信原幸弘+…

★John R. Searle, Mind: A Brief Introduction (Fundamentals of Philosophy, MIT Press, 2004/08, amazon.co.jp) 引き続き第四章「意識 I——意識と心身問題」を繙読。心身問題に対するサール自身の立場を「生物学的自然主義」と標榜。

★John R. Searle, Mind: A Brief Introduction (Fundamentals of Philosophy, MIT Press, 2004/08, amazon.co.jp) 第四章「意識 I——意識と心身問題」にとりかかる。前章まで、「心の哲学」の諸問題の解説に紙幅を割いてきたサールが、そろそろ自説を開陳し…

★John R. Searle, Mind: A Brief Introduction (Fundamentals of Philosophy, MIT Press, 2004/08, amazon.co.jp) 第二章「唯物論への展開」を読解中。前章で検討した二元論の困難をうけて前景化した唯物論のさまざまなヴァージョンが順次俎上にのぼせられ…