Straub-Huillet

ストローブ=ユイレの映画『階級関係——カフカ「アメリカ」より』(紀伊国屋書店、2005/03、amazon.co.jp)が、「ストローブ=ユイレ コレクション2」として発売になった模様。 同作品は、フランツ・カフカの小説『アメリカ』を原作とし、台詞を改変すること…

エーリオ・ヴィットリーニ(Elio Vittorini, 1908-1966)の『シチリアでの会話』の邦訳が岩波文庫にはいるとのこと(鷲平京子訳、2005年02月16日刊行)。 昨年、アテネ・フランセで行われたストローブ=ユイレの特集上映でもかかった、『シチリア!――ひどす…

★『映画作家ストローブ=ユイレ/あなたの微笑みはどこに隠れたの?』(2001, 104min) Où gît votre sourire enfoui? ペドロ・コスタによるドキュメンタリー。ストローブとユイレが、『シチリア!』の別ヴァージョンを編集する風景を撮ったもの。カメラはほ…

★『シチリア! ひどすぎる、世界を侮辱するなんて』(1998, 66min) Sicilia! Troppo male offendere il mondo イタリアの作家エーリオ・ヴィットリーニ(Elio Vittorini, 1908-1966)の小説『シチリアでの対話』(Conversazione in Sicilia)(1941)に基づ…

★『早すぎる、遅すぎる』(1980-81, 101min) ★『アン・ラシャシャン』(1982, 8min) ★『アメリカ(階級関係)』(1983-84, 126min) ★『エンペドクレスの死』(1986, 32min) #メモはまたあとで。

★『アンナ・マグダレーナ・バッハの日記』(1967-68, 93min) #メモ作成

★『労働者たち、農民たち』(OUVRIERS, PAYSANS)(2000, 123min) エリオ・ヴィットリーニの小説『メッシーナの女たち』(未邦訳)に基づいた作品。映画の脚本は、冊子『労働者たち、農民たち』(細川晋編、アテネフランセ文化センター監修・発行、2002/12…

私たちは人生は短いことを知っている。自分たちのすることはすべて、自分たちのすべき最後のことであるかのように行います。 (★フレデリック・ボノーによるインタヴューでのストローブの発言より)

★『アンティゴネー』(1991-92, 100min) Die Antigone des Sophokles nach der Hölderlinschen Übertragung für die Bühne bearbeitet von Brecht ★『ロートリンゲン!』(1994, 21min) Lothringen! ★『今日から明日へ』(1996, 62min) Von heute auf mor…

ストローブ=ユイレ関連書

ところで、ストローブ=ユイレの映画に関しては、たいへんに便利でよく出来た本がある。 ★細川晋編『ストローブ=ユイレの映画』(アテネフランセ文化センター+神戸ファッション美術館監修、1997/12、amazon.co.jp) 1997年にストローブ=ユイレ映画祭が開…

★『セザンヌ』(Cézanne)(1989, 51min) ジョワシャン・ガスケによる評伝『セザンヌ』(与謝野文子訳、求龍堂、1980/11)に含まれるセザンヌとの架空の対話の引用、ジャン・ルノワールの映画『ボヴァリー夫人』(1933)――これはギュスターヴ・フローベール…

アテネ・フランセの「ストローブ=ユイレの軌跡 1962-2000」で次の二作品を観る。 ★『黒い罪』(Schwarze Sünde)(1988, 40min) フリードリヒ・ヘルダーリン(1770-1843)による未完の悲劇「エンペドクレスの死」第三稿を映画化したもの。ストローブ=ユイ…

★『すべての革命はのるかそるかである』(1977, 11min) ★『雲から抵抗へ』(1978, 105min)

★『マホルカ=ムフ』(1962, 18min) ★『妥協せざる人々』(1964-65, 55min)

ストローブ=ユイレから遡行する

ストローブ=ユイレの映画『アーノルト・シェーンベルクの《映画の一場面のための伴奏音楽》入門』(Einleitung zu Arnold Schoenbergs "Begleitmusik zu einer Lichtspielscene")(1972, 15min)は、シェーンベルクがカンディンスキーに送った書簡の朗読か…