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memorandum

知のOS

パソコンを新しくして、仕事に必要なソフトなどを順次インストールしている。ついでのことと、無線ルータなども新調すると、通信速度がぐんとあがる(いままで使っていたルータが古かったわけだが)。こんな時、技術の進展ってスゴイなと感じる(そしてすぐ…

問題学について

ここのところ、ゲームデザインの講義などで、「ゲームとは、モンダイを提供するものである」という説明の仕方をしています。 ゲームは、必ずなんらかの解決すべきモンダイをプレイヤーに与えます。そのモンダイは、普通、解決できることが保証されており、ま…

コンピュータの「記憶」の脆弱さ

ちょっと挑発的な言い方になってしまうけれど、コンピュータの「記憶」に不安を抱いたことがない人は、あまりコンピュータを使い込んでいないか、よほど運がよいかのどちらかではないかと思う。 例えば、ゲーム会社の現場のように、何百台かのコンピュータが…

書籍を巡る物質と記憶のモンダイ 1

*2010/09/02 AM01:55 若干字句を訂正し、末尾にリンクを追記しました。 電子書籍を巡る議論を見ていて、これは「記憶」ということをどう考えるか/考えないか、という態度の違いを映し出す出来事ではないか、と思う。 私自身は、電子書籍も従来の書籍も、使…

ゆらぎの連環

9月22日より、印刷博物館(東京都文京区)にて、企画展「百学連環——百科事典と博物図譜の饗宴」がはじまっている。 「百学連環」とは、西周(にし・あまね, 1829-1897)による造語で、ギリシア語のεγκυκλιοσ παιδειαに由来する……と、展覧会のタイトルにも使…

★平凡社ライブラリーの10月刊行予定書目に、伊達得夫『詩人たち ユリイカ抄』がエントリーされている。たいへんありがたく楽しみな一冊。 ★平凡社の2005年9月の刊行書目では、平凡社新書も興味深い作品が多いので別のエントリーでご紹介したい。

一画面に表示する日数を10日から5日に変更した。

分類「[memorandum][John R. Searle]」にて、ジョン・R.サール(John R. Searle, 1932- )関連の情報を集積してゆきます。 ⇒Selected Cognitive Science Related Resources on the Web > Searle Central(英語) http://hiwaay.net/~wfgodot/cogsci/SearleCe…

2005年2月5日から5月8日まで。 ⇒東京大学総合研究博物館 > 「メディアとしての建築——ピラネージからEXPO'70まで」 http://www.um.u-tokyo.ac.jp/real/

ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館に出品された「おたく:人格=空間=都市」の帰国展を参観しようと、恵比寿の東京都写真美術館へ足を運ぶ。 美術館にはいるとめずらしく活気がある。チケット・カウンターで訊くと、チケットを買ってから一時間列に…

2005年03月新刊情報

毎月00日の日付で、その月の新刊情報から刮目作品を抜き出してリストにしてみようと思います。(2005年02月からはじめました) 情報は随時追記します。 ⇒2005年02月新刊情報 http://d.hatena.ne.jp/yakumoizuru/20050200 ■凡例 ・作品リストは、出版社ごと(…

集めたカードが五万枚♪

筆者からのおねがい。誠にお手数ですがお手元にクレイジーキャッツのレコードをお持ちの方は、「五万節」を流しながら以下の文章をお読みください。 まことに遺憾ながらお手元にご用意がない方はいまからでも遅くないので「クレイジーキャッツ」のレコードを…

agnès b が発行するポワンディロニー(pooint d'ironie)の第34号は、ミシェル・フーコー(Michel Foucault, 1926-1984)を取り上げている。未公開写真とテクストの引用で編まれた紙面になっている。 ⇒agnès b 日本公式サイト http://www.agnesb.co.jp/ ポワ…

新左翼だとか全共闘だとか

ここしばらく、20世紀の日本の思想史という文脈で、(戦前)戦後の左翼運動の変遷に関心を持っているのだけれど、この一連の出来事を「遅れてやってきた」者にもわかるように読み解いてくれる資料というものになかなか出会わない。 当事者だった人々の証言の…

カラヴァッジョといえば、わたしは未見だけれど昨年末に以下の本が刊行されいてる。 ☆宮下規久朗『カラヴァッジョ 聖性とヴィジョン』(名古屋大学出版会、2004/12、amazon.co.jp)

イタリアーナ

以前、カラヴァッジョ展が開催されたおりに行なわれた浅田彰+岡崎乾二郎+岡田温司の三者によるシンポジウム「カラヴァッジョを巡って」が採録されている雑誌『イタリアーナ』29号(2003、ISSN=0288-2647)を取り寄せてみた。 これは、財団法人日本イタリア…

新刊情報はじめました

先日、哲劇ミーティング*1の席で、どんなブログがあるといいかねェという話をしているなかで、「とりあえず普通に(僕らが関心を持つ人文社会科学系を中心とした)新刊情報があるといいよね。はまぞうによる情報の羅列だけでもいいから」「だよねー」と話し…

新刊情報

毎月00日の日付で、その月の新刊情報から刮目作品を抜き出してリストにしてみようと思います。 ■凡例 ・作品リストは、出版社ごと(五十音順)に作成します。 ・ただし雑誌は出版社にかかわらず末尾にまとめます。 ・各作品の紹介文は断りのない限り同作品出…

というわけ(http://d.hatena.ne.jp/yakumoizuru/20050127#p8)で、若松孝二監督作品『天使の恍惚』(1972)公開時の世評を求めて資料を探す。

メールマガジンを書いているよ。

これから行きたい映画を備忘まで。右写真は、ジガ・ヴェルトフ『カメラを持った男』(Человек с киноаппаратом, 1929, 75min)。 ⇒特集ロシア・ソビエト映画クラッシックス http://www.athenee.net/culturalcenter/schedule/2005_01/russia01.html アテネフ…

これまで、その日手にした書物を一緒くたに、[book]カテゴリに放り込んできたけれど、せっかくなので(なにが?)カテゴリの分類をもすこし細かく付して、データベースとしての使い勝手を向上させようと思った。

買書未遂の記録

青山ブックセンター表参道店へ赴くと、洋書のバーゲンセールスが開催されている。芸術関連(絵画・建築・写真、そして若干の映画書)の書物、インテリア書、児童書を中心としたバーゲン。ペーパーバックスもいくらかある(ジョイスの『ダブリン市民』が平積…

☆李静和『求めの政治学』(岩波書店) ☆河島英昭『イタリア・ユダヤ人の風景』(岩波書店) ☆宇野邦一『破局と渦の考察』(岩波書店)

郵便配達員の手抜きか冗談か、しばしば海外からの小包の不在配達通知の「送り主」の欄に、「us A」さまから、とか「ごほんにん」さまからなどと記してある。一歩まちがえるとあぶない小包なのだが、そこはそれ。開けてみてのおたのしみということで、まずは…

神保町を歩いていると、ときおり著述家(に似た人)をお見かけする。今日も岩波ブックセンター(信山社)のまえあたりで、仏文学のK島氏とすれちがった。雑誌や書物でおみかけするK島氏から、いつもジャケットにシャツを着ている人という印象を勝手に持っ…

岩波書店の新刊案内から。 ★『プラトン全集』(全15巻+別巻1) 2005年1月から、第6次刊行(復刊)がはじまるようだ。かなりの作品を文庫などで読むことができるけれど、『ティマイオス』ほか、全集でしかお目にかかれない作品も少なくない。未読の方はこの…

2004年12月01日にはじまった、「ストローブ=ユイレの軌跡 1962-2000」も、今日で最終日。結局、『花婿、女優、そしてヒモ』、『オトン』、『歴史の授業』の三本を見逃す結果となった(『放蕩息子の帰還/辱められた人たち』は今回上映されなかった)。次の…

雑誌の特集

『週刊読書人』の今週号は、「年末回顧総特集」と題して各分野ごとの識者による2004年の収穫を報じている。各分野とは、哲学、政治学、経済学、社会学、日本文学、フランス文学、韓国文学、ロシア文学、英米文学、ドイツ文学、アフリカ文学、イタリア文学、…

電子辞書

ソニーの新型電子辞書は、8ヶ国語モデルというのがあるらしい。むむー。 ⇒SONY > 電子辞書 > EBR-S8MS http://www.sony.jp/products/Consumer/DD/EBRS8MS/index.html

アテネ・フランセでストローブ=ユイレの『アンナ・マグダレーナ・バッハの日記』を観てから神保町のほうへ。途中、古本屋の軒先で『ドイツ文化史』(サイマル出版会)なる本が特価で出ているのを発見して手にする。サイマル出版会刊行の本で気になる本がい…

その他、気になっている書物の覚書。 ☆M.ダメット『真理と過去』(勁草書房) ☆V.ブライソン『争点・フェミニズム』(勁草書房) ☆生明俊雄『ポピュラー音楽は誰が作るのか』(勁草書房) ⇒勁草書房 http://www.keisoshobo.co.jp/

ことのついでに、同紙で報じられている新刊予定から気になるものをピックアップ。 ☆細見和之『アドルノの場所』(12月中旬予定) ☆ジョン・ロールズ『ロールズ 哲学史講義(上下)』(上巻は2005/01上旬予定、下巻は2005/02中旬予定) ☆岩淵達治『ブレヒトと…

『出版ダイジェスト』No.37 2004冬「みすず書房の本」(2004/12/11、第1986号)をうちながめていると、ロシアの科学者レフ・ランダウ(1908-1968)関連の新刊予告が目にとまる(とまるもなにも一面なのだが)。 ★佐々木力+山本義隆+桑野隆編訳『物理学者ラ…

『舞台芸術』

ウラゲツによると、『舞台芸術』第7号は、早いところで明日(14日)に並ぶとのことです。 ⇒ウラゲツ > 「「舞台芸術07」店頭発売日と書影」(2004/12/13) http://urag.exblog.jp/1431096/

ストローブ=ユイレ上映特集@アテネフランセに赴くみちすがら、神保町で書店をめぐる。 『情況』の別冊でカント特集号が出ている。(世界はいうに及ばず)日本のカント業界がどうなっているのか、とんと不案内なので(知らなくてもよいという話もありますが…

ゴンブローヴィッチ

ゴンブローヴィッチの作品について、手元にある情報をまとめておきます。 ヴィトルド・ゴンブローヴィッチ(Witold Gombrowicz, 1904-1969) 1933 『成熟期の手記』(『バカカイ』に再録)1937 『フェルディドルゥケ』(米川和夫訳、集英社、1970; 平凡社ラ…

⇒東京書庫 http://www.tokyo-shoko.com/framec01.htm 自分ごと倉庫に住んだほうがはやいというはなしもあったりなかったり。

愛すべきお莫迦小説

『文學界』2005年1月号に掲載されている島田雅彦、中原昌也、西成彦の鼎談「文学の破壊神ゴンブローヴィッチ」を読むうちに、にわかにゴンブローヴィッチの『トランス=アトランティック』(西成彦訳、文学の冒険、国書刊行会、2004/09)を読みたくなり書店…

気になっているもの。

★高橋悠冶『音の静寂 静寂の音』(平凡社) ☆西洋古典叢書の新刊 ☆多和田葉子『旅をする裸の眼』(講談社) ☆松浦寿輝『そこでゆっくりと死んでいきたい気持ちをそそる場所』(新潮社) ★エリー・フォール『美術史3 ルネサンス』(国書刊行会) ☆『デリ DeLi…

LEFT ALONE

映画「LEFT ALONE」を小特集している『早稲田文学』で知ったのだが、同作品の完成版*1が2005年1月にユーロスペース(@渋谷)で公開予定のようだ。また、明石書店からは、同作品の書籍版がやはり2005年1月(下旬)に刊行とのこと。広告によると―― 運動の核心…

気がつけば重い荷物を背負いて

本を不用意に入手しないようにしよう、と思って街を歩いていたのだが、気が付けばあれこれの雑誌を手にしている。読みたい作品がひとつでもあるとそれにつられて手をのばしてしまうのが敗因(勝負ではないわけだが)。 『新潮』は上には詳しく記さなかったけ…

ストローブ=ユイレから遡行する

ストローブ=ユイレの映画『アーノルト・シェーンベルクの《映画の一場面のための伴奏音楽》入門』(Einleitung zu Arnold Schoenbergs "Begleitmusik zu einer Lichtspielscene")(1972, 15min)は、シェーンベルクがカンディンスキーに送った書簡の朗読か…

下記のコメント欄のやりとりについてご説明申し上げます。 2003年の暮れにひっそりと、自分のノートとしてつけはじめた拙ウェブログ「作品メモランダム」を、菓さんが偶然にもとある検索によって——当時はその検索をかけると当メモランダムのみがヒットするよ…

スリヨ『美学入門』を読む

★エチエンヌ・スリヨ『美学入門』(古田幸男+池部雅英訳、りぶらりあ選書、法政大学出版局、1974/03) Etienne Souriau, Clefs pour l'Esthétique (Editions Segheres, 1970) フランスの美学者エチエンヌ・スリヨ(Etienne Souriau, 1892-1979)による美学…

★レオン・バッティスタ・アルベルティ『芸術論』(森雅彦編著、中央公論美術社、1992/09、、amazon.co.jp) レオン・バッティスタ・アルベルティ(Leon Battista Alberti)の「彫刻論」(DE STATUA)、「都市ローマ記」(DESCRIPTIO URBIS ROMAE)、「画家に…

目下、スタイルを調整中。 追記:確たる考えをもたずにデザインをいじりつづけたら、ごたごたして見辛くなってしまった。結局、最初に使っていた状態がシンプルで好きであることがわかって戻す。

サブカルチャー

★大塚英志『江藤淳と少女フェミニズム的戦後――サブカルチャー文学論序章』(ちくま学芸文庫オ14-1、筑摩書房、2004/09、amazon.co.jp) 江藤淳は'78年11月、<小説がカルチュアの座から顛落し、サブ・カルチュアに低迷しつつあるという感を、ますます深くせ…

ロッセリーニの言葉

撮影の第一日目が終わると、いろいろのことがもっと正確に見えるようになってくる。(中略)最初の抽象的な計画にしたがうのは、まったくもって馬鹿げたことである。 それが良いか悪いか知らないが、私の映画は大変リアルに見える。あるいは少なくとも、それ…

ジャン・ルノアールの言葉

さて実際、偉大な芸術家は誰でも、抽象芸術家である。たとえば、父〔オーギュスト・ルノアール〕が僕〔ジャン・ルノアール〕を描く時でも、実際のところ、父は自分自身を描いていた。そしてルノアールによって描かれた薔薇が好きな人は、薔薇に興味があるの…