稲葉振一郎『経済学という教養』東洋経済新報社、2004/01)

……要するに本書が想定しているもう一つの「素人」グループとは、ポストモダン的科学批判なんかもちょっとかじってしまって、もちろん「新古典派」経済学は喰わず嫌いで、経済について勉強したいな、と思っても、つい「制度の政治経済学」なんてタイトルがついた本のほうに手が伸びてしまう人文系知識人、ならびにその読者さんたち、である(出版社にも、そういうあなたたちの目の本書がとまるような工夫をしてもらえるといいな)


ごふフツウに経済書コーナーにあったってことは。