このチャーハン、うまい

kinomiさん(id:kinomi)のウェブログ「日々のあわ*シネブックの森」に、四方田犬彦『感情教育』(河出書房新社、1988/12)の一節「哲学おじさん」が引かれてあるのを読んで(http://d.hatena.ne.jp/kinomi/20040724#p1)同書を読みたくなってしまい、さりとて古書店でぱっと手にはいりそうもないし手元にもないので困ったのだったけれど、図書館をさがしたら存外簡単に見つかった。


「ニューヨーク・パーティ日記」と題された文章中にこんな一節がある。渡米中の四方田氏が、ニューヨークに立ち寄った柄谷氏、浅田氏を招いてアパートメントでパーティをひらいたときのことだ。

柄谷行人は、もう二週間コメの飯を食っていないという。彼はぼくの作った苦心のちらし寿司を、この炒飯はうまい、うまいといいながら、お替わりをする。


このエピソード、聞いたことはあったのだけれどここが初出だったのね。


四方田犬彦書誌情報
 http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Miyuki/7794/yomodabunken.htm