★星川清孝+鈴木かおり『楚辞』(新書漢文大系23、明治書院、2004/06、amazon.co.jp)
「楚辞とは楚の地方の歌にのせた詞のことであり、前漢の劉向が、戦国時代末に生きた屈原と、屈原への共鳴者たち(宋玉など)の作品を集めたものが『楚辞』である。北方黄河流域の作を集めた『詩経』と対称され、南方長江流域の韻文を代表し、個性的な詩情に富んだものとされている」
★『思想』No.965 2004年9月(岩波書店)
☆特集=リベラリズムの再定義
・川崎修「リベラリズムの多義性」(思想の言葉)
・井上達夫「特集にあたって」
I.リベラリズムの哲学的/脱哲学的再編
・井上達夫「リベラリズムの再定義」
・濱真一郎「卓越主義のリベラル化とリベラリズムの卓越主義化」
・渡辺幹雄「リベラルな哲学に対するリベラルな生の優位」
・施光恒「可謬主義的リベラリズムの再定位」
II.リベラリズムにおける公私の葛藤と統合
・宇野重規「リベラリズムと共和主義的自由の再統合――トクヴィルの遺産」
・谷口功一「ジェンダー/セクシュアリティの領域における「公共性」に向けて」
・住吉雅美「エゴイストは「他者」の夢を見るか?――シュティルナーと正義論の脱構築」
・橋本務「分析的マルクス主義と自由主義」
III.現代世界からの挑戦
・伊藤恭彦「リベラリズムとグローバリゼーション――リベラルなコスモポリタンは可能か」
・石山文彦「多文化主義とリベラリズム――その出会いと衝突は何をもたらすのか」
・奥田純一郎「ヒト胚・生命倫理・リベラリズム――自己決定権は生命科学技術研究に何を・どこまで言えるか?」
・大屋雄裕「情報化社会における自由の命運」