フェルナンド・ペソア『不穏の書、断章』澤田直訳、思潮社、2000/10、amazon.co.jp

私は貪欲で熱烈な読書家だったにもかかわらず、自分が読んだ本のどれひとつとして思い出すことができない。私の読書は、自分の考えや夢の反射、というか、夢を引き起こすものでしかなかったからだ。