ゴンブローヴィッチ『トランス=アトランティック』国書刊行会、2004/09、
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 Witold Gombrowicz, Trans-Atlantyk (1953)

ポーランドでの作家としての名声におさらばし、アルゼンチンにやってきた「小生」は、海の向こうの祖国で戦争が始まったことを知った。これ幸いと故郷への帰還を断念し、ブエノスアイレスの熱気に身をゆだねたはいいものの、周りは体面を重んじるバカばかり。唇を赤く塗った謎の男とグルになって、「小生」はおとな共を叩き潰す仕儀にあいなった。


永遠の青二才を標榜する作家ゴンブローヴィッチが、みずからの体験をもとにして戯画的に綴ったグロテスク・リアリズムの傑作。

(裏表紙より)


ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』平凡社ライブラリー


アーレントヤスパース往復書簡3』みすず書房


『群像』2005年1月号(講談社


ユリイカ第36巻第14号通巻501号、2004年12月臨時増刊号
☆総特集=多和田葉子


ジャック・デリダ『死を与える』(ちくま学芸文庫


★『シチリア! ひとすぎる、世界を侮辱するなんて』(アテネ・フランセ文化センター)