矢野健太郎『人類の知的遺産 第68巻 アインシュタイン講談社、1978/10)#0251


講談社から刊行された「人類の知的遺産」シリーズ(全80巻)の一冊。このシリーズは、特定の人物(場合により思想潮流)をとりあげて、その「生涯」「思想」「作品」「影響」を解説するもの。「文献案内」もついている。いまではこのシリーズのいくつかは、講談社学術文庫にはいっている。


アインシュタインの巻は、矢野健太郎氏による解説のほか、以下の論文の邦訳を含んでいる。

・「運動している物体の電気力学について」(1905)
・「光の発生と変換に関する一つの発見的な見地について」(1905)
・「熱の分子運動論から要求される、静止液体中の懸濁粒子の運動について」(1905)
・「重力の光の伝播への影響について」(1911)
・「一般相対性理論の基礎」(1916)
・「物理場の統一理論」(1931)
・「重力の相対論の一つの拡張 I」(1945)
・「重力の相対論の一つの拡張 II」(1946)