『日本資本主義講座——戦後日本の政治と経済』(全10巻+別巻、岩波書店、1953)#0296-306


古本屋の軒先に積まれた全集類の山のなかに本書の束を見つける。前から読みたいと思いつつかなわずにいたのでこれはうれしやいかほどかと値段を見れば11冊で1500円。先に手にした講談社文芸文庫が一冊1300円。どうなってるンですか、と言いながらぶらさげて帰る。


前の所蔵者に読まれた形跡はなく、スリップまではさまったまま。ただし紙は酸化がすすんで、ページの外周が焼けて古本特有の甘い香りがする。


内容は、読み進めるつどメモをつくるつもり。とりあえずは全巻の構成をうつしておきたい。

第01巻 日本帝国主義の崩壊
第02巻 講話からMSAへ
第03巻 統治機構と政治運動
第04巻 戦後経済構造の変貌(1)
第05巻 戦後経済構造の変貌(2)
第06巻 経済危機の深化と恐慌
第07巻 労働者と農民
第08巻 国民生活と平和経済
第09巻 軍国主義の復活
第10巻 総論(附総索引)
別巻 戦後日本資本主義年表 附解説