モーリス・ブランショ(Maurice Blanchot, 1907-2003)の邦訳作品があいついで刊行されつつある。



『私についてこなかった男』(谷口博史訳、書肆心水、2005/04、amazon.co.jp


書肆心水からは、ブランショ『文学はいかにして可能か』とその論究対象であるジャン・ポーランの作品『タルブの花』、ならびに内田樹氏による論考を収録した『言語と文学』(野村英夫+山邑久仁子訳、書肆心水、2004/12、amazon.co.jp)が刊行されている。


書肆心水
 http://www.shoshi-shinsui.com/


『政治論集1958−1993』月曜社、2005/06予定)


サイト「ウラゲツ☆ブログ」によると、『政治論集1958-1993』は6月頭には書店に並ぶ予定とのこと。訳者たちによるミニ・シンポジウム「モーリス・ブランショ『政治論集1958-1993』 をめぐって——アルジェリア戦争、六八年五月、戦争の記憶」が2005年5月28日(土)に予定されている。同書の先行販売もあるようだ。


月曜社
 http://getsuyosha.jp/


⇒ウラゲツ☆ブログ > 2005/05/11 > 『ブランショ政治論集』著者略歴と先行販売情報
 http://urag.exblog.jp/1924016/
 同エントリにブランショと訳者たちの略歴も紹介されている。


⇒日本語フランス文学会 > イベント情報
 http://wwwsoc.nii.ac.jp/sjllf/bataille05p.html


また書肆心水の刊行予定書目には、以下の作品の刊行予定が掲載されている。


ブランショ小説選——謎の男トマ/死の宣告/永遠の繰言』(菅野昭三+三輪秀彦訳)


『至高者』天沢退二郎訳)


『両大戦間期論集』(上田和彦編訳)


ジャック・デリダ『海域』(若森栄樹訳)