『近世建築論集』
中谷礼仁+中谷ゼミナール『近世建築論集』(acetate002, acetate)


2004年2月に刊行され完売した同書の第二刷が6月15日に刊行されるようです。初刷を逃したあなたもこの機会に。建築の近代(モダン)を考えるためにも、そのひとつ前を見ておくにしくはなし。

ちょんまげをゆった科学者、もしくは数学者。そう耳にしたとき、私達はある不思議な感覚をおぼえます。それは、私達が「近世」と「近代」という時代を、断絶した別世界であると認識していることに由来するのでしょう。


そして、日本という一国家においてえがかれる建築史は、いまだ、そうした「近世」という時代区分がはらんでいる認識のギャップを巧みに利用しています。それは、近世の不可思議さを隠し持つことによって、日本近代という時代に、かえって独自な彩りを添えているのです。


本書『近世建築論集』は、この構造を前提的問題として据え、日本近代の建築をより広い視座で眺め、検討することを目的としています。

(前川歩氏による紹介文「なぜ「近世(=pre-modern)」なのか?」より)


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