山口昌男『「敗者」の精神史(上)』岩波現代文庫学術岩波書店、2005/05、amazon.co.jp

明治維新以後の薩長中心の階層秩序から離れ,「もう一つの日本」をつくりあげて来た人々がいる.上巻では日比翁助の三越改革,淡島椿岳・寒月父子の知的バサラ術,大槻如電・高橋太華・山本覚馬ら東北諸藩出身者の生涯,大橋佐平・新太郎父子の博文館経営などのエピソードを通して,彼らの知的ダンディズムと開かれた精神を描く.


山口昌男氏といえば、国書刊行会から刊行予定の知の自由人叢書の監修を務めているようです。


かつての日本に居た
知的に洗練された凄い奴
コイツら、スコブル面白い!


いよいよ、近代日本のホモ・ルーデンスたちが残した文章を集成した「知の自由人叢書」の登場です。第一回配本は日本初の人類学者・坪井正五郎。百年の時を超え、ついに『うしのよだれ』が完全版としてお目見得します! その後も、書痴・斎藤昌三の書物随筆、お札博士・スタールのユーモア溢れる日本行脚など続々刊行を予定!!


しかしなんという企画でしょうか(以下略)。