中沢新一『はじまりのレーニン』岩波現代文庫学術岩波書店、2005/05、amazon.co.jp

よく笑い,子どもや動物に触れるのを好み,音楽好きだったレーニン.彼が理解し,直観した唯物論は,生の律動に触れる思想だった.ヤコブ・ベーメを経由してヘーゲルの論理学に胚胎する東方キリスト教的三位一体論は,マルクスへと至る.西欧哲学の底を突き破る弁証法唯物論の潮流とその可能性.誰も書かなかったレーニン像.


中沢新一氏といえば、新著『アースダイバー』講談社、2005/06)が刊行されましたね(愚生は未読ですが)。


東京の無意識を探るスピリチュアルな旅へ!


縄文の夢、江戸の記憶……。太古の聖地にはタワーが聳え、沼は歓楽街へと姿を変えた。地下を流動するエネルギーとこの街の見えない構造を探る神話的精神の冒険!


というエクスクラメーション・マークが踊る紹介文は、版元による紹介文からの引用でした。


⇒哲学の劇場 > 作家の肖像 > 中沢新一
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