美術手帖第866号、2005年7月号(美術出版社、2005/06)


特集は、「日本近現代美術史」。美術出版社創業一〇〇周年記念特大号とのことで400ページに迫るヴォリュームに1905年から2005年までの日本美術氏を畳み込んでいる(特集のページは200ページほど)。監修は、北澤憲昭+椹木野衣の両氏。ざっと目を通すには手ごろな分量で、日本美術の100年史にそれなりの目鼻をつけるのに有益かと。巻頭には、五人の芸術家へのインタヴューも掲載されている。

李禹煥「時代と国境を越えた『出会い』を求めて」(聞き手=鷹見明彦)
草間彌生「スキャンダルの女王から世界のKUSAMAへ」(聞き手=建畠晢
川俣正「海外とのコンタクトの取り方」(聞き手=村田真
森村泰昌「『ART』の極点としてのポートレイト」(聞き手=天野太郎)
村上隆「『オタク』を『美術』に翻訳しつづけた爆走の14年間」(聞き手=藤原えりみ)