五十嵐太郎『現代建築のパースペクティブ——日本のポスト・ポストモダンを見て歩く』光文社新書、光文社、2005/07、amazon.co.jp

現代建築とは何か。
「現代」というのは移り変わるものだから、この言葉が発せられる時代によってその意味は変わるだろう。二一世紀初頭の段階でいうと、ポストモダン以降の建築といえるだろうか。ポスト・ポストモダン。つまり、にぎやかで派手なデザインからシンプルでミニマルなデザインへ。(中略)
すなわち、もうひとつの近代。モダニズムとポストモダンをたたみこんだ、それを「オルタナティブ・モダン」といえないだろうか。こうした視点も念頭に置きながら、本書では、東京や地方の商業施設や公共施設、住宅、クルマをめぐる空間、そして作家論を通して、現代建築の見とり図を描こうと思う。(「プロローグ」より抜粋)


⇒Twisted Column
 http://www.cybermetric.org/50/50_twisted_column.html
 五十嵐太郎氏のサイト