『ユリイカ』2006年6月号(青土社)は、「特集*任天堂」を予定しています。同特集号に「ゲームへの寄与――任天堂のスピリット・オブ・ワンダー」という文章を寄稿しました。
同誌は「詩と批評」の雑誌として三十余年の歴史をもつ雑誌ですが、ヴィデオ・ゲームを特集するのははじめてのこと。この特集をきっかけに、今後もいろいろな角度からゲーム関連の特集が組まれるとよいなァと思います。こちらも発売は、5月2528日頃の予定です。
私事ついでに。この4月から、専門学校でヴィデオ・ゲーム企画の講師をはじめました。ヴィデオ・ゲーム企画志望者の若い皆さんを相手に、毎週、ああでもないこうでもないとゲームの作り方と論じ方について議論をしています。ゲームを作るときとはまた別の思考が必要となって、愉快な時間です。ここで考えさせられたこと——思考とは状況に強制されて発動すると言ったのはドゥルーズ先生だったでしょうか、けだし至言であります——を含めて、上記論考とは別に準備中のヴィデオ・ゲーム書に活かしたいと思います。
⇒青土社
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