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連載第6回「総論の構成 その4――「真理」(前半)」

work 「百学連環」を読む ワードワイズ・ウェブ 三省堂



引き続き「百学連環」講義の目次を見ています。「いつまで目次ばかり眺めているのか? はやく本文に取りかかりたまえ」と感じている方もいるかもしれません。しかし、或る書物をじっくり読もうと思う場合、目次と索引は、事前にしっかり眺めておくのが得策です。その書物や文章の構造や、そこに登場する言葉の様子を知っておけば、いざ本文に進んだときにも、何が説かれているのかという目鼻をつけやすいからです。


今回は特に「百学連環」の「総論」を読みたいので、この「総論」の目次構成を見ているのでした。第6回と次回第7回で、目次閲読が終わる予定です。

 「百学連環」の「総論」の目次、最後の項目は「真理」です。これはまた大きなテーマですが、学術においては欠かせない要素の一つでもあります。とはいえ、そもそも真理とはなんだろうという話もあります。そのことも含めて、目次を眺めながら思い浮かぶ疑問をメモしてゆきましょう(皆さんも、思い浮かぶことがあれば、ぜひ)。「はやく本文に取りかかりたい」というはやる気持ちを抑えつつ……


続きはウェブでお読みいただければ、幸いです。


なお、前回掲載した第5回について、お読みくださった河野有理さんから、(twitter経由で)「中村正直」の名前を「中村正道」と誤記していることをご指摘いただきました。追って訂正したいと思います。皆さんもお気づきのことがありましたら、ぜひお知らせください。



その河野さんは、この連載とも縁の深い明六雑誌の政治思想――阪谷素と「道理」の挑戦』東京大学出版会、2011/04、ISBN:4130362402)を上梓されたばかりです。西周もたくさんの文章を寄稿していた「明六雑誌」に関する研究とあらば、読まないわけには参りません。同誌の岩波文庫版(全3冊)も完結し、西周に関連する文献も少しずつ増えて、門外から見える範囲でも、この領域の研究が活発になっている様子が垣間見えてきます。今後とも、できるだけカヴァーしてゆきながら、いろいろなことを教えていただきたいと思います。


と申しますか、twitterのおかげで、拙文を読んでくださっている人がいるのだということが分かり、ありがたい限りです。基本的には投壜通信、つまり、手紙を壜に詰めて海に流し、あとはたまさか拾い上げてくれた人が読んでくれたら勿怪の幸いだと考えていますが、twitterを初めとするネット環境のおかげで、壜を拾ってくれた人の様子が少し見えるのはそれはそれでやはり嬉しいものです。


三省堂ワードワイズ・ウェブ > 「「百学連環」を読む」 第6回
 http://p.tl/W58V


三省堂ワードワイズ・ウェブ > 「「百学連環」を読む」目次ページ
 http://bit.ly/icTKRW
 拙連載全体へのリンクをまとめた目次ページです。