連載第7回「総論の構成 その5「真理」(後半)」



さて、今回でようやく「百学連環」の「総論」について、目次を見終わります。


項目を一つずつ見ながら、思い浮かぶ疑問などを書き留めてきたので、意外と時間がかかりました。


しかし、繰り返しになりますが、これから込み入った書物を読み始めようという場合、その目次をじっくり読んでみることは、大変有益です。書物の構造をあらかじめ頭に入れておくことで、読み進めながら多少迷ったとしても、「現在地」の見当がつくため、ひどい迷子になる恐れを減らせるのです。そういえば、目下翻訳刊行が進められている中山元さんによるカントの『純粋理性批判』(光文社古典新訳文庫)でも、毎回その巻ごとに、読んだところの見出しを並べて、その詳細な構成を確認することが勧められていました。


さて、いま見ている目次の「真理」という項目には、さらに次のような見出しがありました。

Positive Knowledge, Negative Knowledge
 利用 適用
 コントの三段階説
 才学識
 規模 System 方法 Method
 普通学 殊別学
 心理上学 Intellectual Science 物理上学 Physical Science<<


今回は、「規模 System」以下を眺めています。


ウェブで続きをお読みいただければ、幸いです。


三省堂ワードワイズ・ウェブ > 「「百学連環」を読む」 第7回
 http://p.tl/7TR9


三省堂ワードワイズ・ウェブ > 「「百学連環」を読む」目次ページ
 http://bit.ly/icTKRW
 拙連載全体へのリンクをまとめた目次ページです。