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次号の特集は「数学は美しいか」

work 考える人 新潮社


『考える人』(新潮社)次号特集「数学は美しいか」で担当した六つの原稿(インタヴュー、翻訳を含む)のゲラを全て確認し終えました。


拙稿はともかくとして、聞き手を担当させていただいた三つのインタヴューは、大変読み応えのあるものになっております。書店などでお目に留まりましたら幸いです。刊行予定は7月4日でございます。


これにて3カ月以上にわたった数学特集体制もようやく解除。テーブルの周囲を占拠していた数学書の山を棚に戻して、この間に賜ったり手に入れながら読めずにきた数学以外の本を読んで参りたいと思います。


問題があるとすれば、まだまだ読んでいない数学の古典がたくさんあることに気づかされてしまったこと(入手すべき書物のリストがまたぐんと延びてしまった!)、それから数学書を集中して読んだあとに人文書などを読むと、必要以上にその論理展開にくらくらしてしまうことでありましょうか。


とはいえ、その必ずしも理路整然としていない文から文へのつながりや跳躍こそが、連想のひらめきの痕跡であり、自分の頭からは出てこないそうした連想に触れることで生じる眩暈のような感覚や、そこで考えさせられることが醍醐味でもあると思います(つまり、そういうのも好きです)。


思えば2013年前半は、ルールズ・オブ・プレイ下巻(ソフトバンク クリエイティブ)、「文体百般」連載完結(『考える人』新潮社)、「ゲンロンサマリーズ」への寄稿(ゲンロン)、山口昌男論と著作目録+主要著作解題(『ユリイカ青土社)、少しお手伝いさせていただいた『専門家が答える 暮らしの放射線Q&A』朝日出版社)、そしてこの「数学は美しいか」特集と、大物が片付き、あとは5回ほど残る大学の講義「情報社会論」さえ無事に終われば、静かな日常が戻ってくるのではないかと期待しております。みなさま、大変お世話になりました。ありがとうございます。


以上、勝手に2013年前半の回顧と展望のコーナーでした。