「情報社会論」最終レポート課題について


2013/07/08 提出日時と場所を追記しました。


現代社会論VII 情報社会論」の最終レポートについてご説明します。


以下の説明は、講義中で説明した課題内容と同じものです。
ただし、その後いただいたご質問に対するお答えも含めて説明を加えてあります。
受講者からのご質問があり次第、本エントリーに追記してゆきます。

以下の三つの問いに答えてください。ただし、レポートはA4の用紙に1枚程度とします。


1) 受講前の自分の知識で「情報」とは何かを説明してみる。


ただし、ここで「受講前」とは、この課題を提示した第2回の時点を指します。この後の講義を受けた後や、調べた後の状態ではなく、深く学び、考える前の、この時点でしか書けなかったはずのことを教えていただきたいという趣旨です。


あるいは、講義で解説したように、子どもに問われたら、辞書に定義を書くことになったら、どう説明するかと想定して書いてもよいでしょう。ポイントは、いろいろ調べた結果を書くことではなく、ご自分の頭(経験・記憶)だけから、「こういうことではないか」という考えを示すことです。ですから、妥当か否かは問うものではありません。


2) 情報の歴史を10の項目で図示してみる。


講義で解説したように、一口に情報の歴史といっても、論者や見立てによってさまざまです。では、この講義を通じて、あるいは講義の外で考えたことを踏まえて、あなたなら、どういう項目で情報の歴史を捉えるでしょうか。そのことを10項目で図示してください。


ここで「図」というのは、第3回、第4回の講義でお見せしたようなものを指しています。ただし、より見やすく、より詳しく表現するための工夫を凝らすのも歓迎します。各種インフォグラフィクスのような発想で取り組むと、なおよいでしょう。


3) informationを、自分なりに訳して解説してみる。


本講義全体を踏まえて、informationを新たに日本語に訳すとしたら、どのような言葉にするかを考えてください。また、なぜそのような訳したのか、解説をしてください。


もし自分が明治期の知識人のように、いまだinformationに該当する日本語がない状況で、自ら訳さねばならないとしたらどうなるかと想定していただくとよいでしょう。


既存の言葉にとらわれることなく、informationの語義やさまざまな使われ方を汲んで、それをよく表す言葉を造語していただきたいという趣旨です。


なお、「情報」という訳語、「インフォメーション」という音写は禁止します。また、既存の言葉を訳語として使っても構いませんが、造語した場合よりは評価が低くなる可能性があります(訳語の選定に説得力がある場合はこの限りではありません)。


その他


*提出日時:2013年07月29日(月)14:50-16:20
 提出場所:10番教室


*上記以外の提出方法については、講義で説明した通りとします。


*また、各問いに対する回答の文字数などは自由です。文字数の多寡よりは、示されている内容を評価します。


*レポートに対するコメントが欲しい方は、レポート内に連絡先を記しておいてください。


*ご不明のことや確認したい点がある場合、遠慮なく山本までお尋ねください(メール、twitterfacebookなど)。