★物理学史研究刊行会編「物理学古典論文叢書」（全12巻、東海大学出版会、1969-1971）
届いた。
その名のとおり、物理学の古典的論文を編んで邦訳した論文集です。
各巻のタイトルは次のとおり。
第01巻 熱輻射と量子
第02巻 光量子論
第03巻 前期量子論
第04巻 相対論
第05巻 気体分子運動論
第06巻 統計力学
第07巻 放射能
第08巻 電子
第09巻 原子模型
第10巻 原子構造論
第11巻 金属電子論
第12巻 磁性
各巻の内容については追って掲載します。
以下に各巻に掲載の論文についての書誌を記します。
・各論文名の冒頭に番号を振りました。これは元の本にはないものです。
・各論文の扉に示された出典の書誌の行頭に「・」を入れました。
★第01巻 熱輻射と量子
担当編集委員：辻哲夫
訳者：前川太市、辻哲夫、江渕文昭
発行：1970年5月28日
01: G. R. Kirchhoff「光と熱の放出と吸収の関係について」（前川太市訳）
Ueber den Zusammenhang zwischen Emission und Absorption von Licht und Wärme
・Monatsbericht der Akad. d. Wiss. zu Berlin. Dec. (1859).
・Gesammelte Abhandlungen, J. A. Barth, Leipzig, 566-571, (1882).
02: G. R. Kirchhoff「熱および光に対する物体の輻射能と吸収能の関係について」
Ueber das Verhältniss zwischen dem Emissionsvermögen und dem Absorptionsvermögen der Körper für Wärme und Licht
・Poggendorf Annarlen, 109, 275, 1860.
・Gesammelte Abhandlungen, J. A. Barth, Leipzig, 571-584, (1882).
（つづく）
この叢書、ちくま学芸文庫で刊行してはいかがだろうか。
