執筆・翻訳計画を立て直します

ご機嫌いかがお過ごしでしょうか。

6月から7月1日にかけての各種イヴェントや各方面との打ち合わせは、出不精のわたくしにとっては、盆と正月が一緒に来たようでした。少し前に熱を出して寝込んでから、完全とはいかぬまでも、だいぶ回復して参りました(とはいえ、なぜだか眠い日が続いております)。

先日のTsuwano T-spaceでの「知は巡る、知を巡る」を終えて、比較的短めの原稿類も片付いて、ようやく静かな日々に戻って参りました。都議選も終わって、やかましいばかりの選挙カーも去り、そういう意味でも静かです。ありがとう。

 

気づけばもう7月。2017年も前半が終わったわけですネ。

 

ところで、ほとんどの人にとってはどうでもよろしいことではありますが、本ブログのプロフィール欄に、これまで手掛けた仕事の一覧を記録するようにしています。

ついでに仕事に番号をふって数えております。

2016年は58番で終わりました。

2017年は現時点で51番。

もちろん、仕事の大小を問わず1と数えていますので、あくまで目安程度の数字ではありますが、今年はすでに去年1年と同じくらいの仕事をした勘定です。働きすぎであります(自分で言うな)。

 

というわけで、7月以降はなにもせずに遊び暮らしたいと思います。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

といって済めばよかったのですが、そういうわけにも参りません。

モブキャストとのプロ契約(クリエイター育成/ゲーム制作)はもちろんですが、お約束している本の執筆と翻訳を中心に取り組む所存です。

 

まずはここ数年「いま終わる、もう終わる」と蕎麦屋の出前みたようなことばかり申してきた『夏目漱石『文学論』論(仮)』(幻戯書房)です。本文を脱稿して、目下は付録の作業を進めております。

また、吉川浩満くんと共訳の『先史学者プラトン』(朝日出版社)、『時間のカルトグラフィ』(フィルムアート社)も翻訳作業を進めております。

共著では三宅陽一郎さんと『ゲーム人工知能入門(仮)』(ちくまプリマー新書)、吉川くんとの共著『生き延びるための人文』(新潮社)、『資本主義と民主主義(仮)』(dZERO)を準備中。

『文学論』に続く単著としては、『私家版日本語文法小史(仮)』に取り組み中で、これに関しては先日のTwuwano T-spaceでのイヴェント「知は巡る、知を巡る」でごく簡単ではありましたがアウトラインをお話ししてみました。

続いて『科学の文体(仮)』(講談社ブルーバックス)、『ゲーム原論(仮)』(NTT出版)、『記憶メンテナンスのすすめ(仮)』(筑摩書房)を書く予定です。

全部「仮題」なのだから、いちいち「(仮)」と書かなくてもよかりそうなものだといま気づきました。

他にもあれこれお約束をしていたり、新たに企画を進めているものがありますが、順次進めて参る所存です。

 

このところ予定を立てることに意味がないような状況が続いてしまい、誠に申し訳なく思います。執筆・翻訳スケジュールを立て直します。また、大学での講義が終わる8月からは、さらに多くの時間を執筆・翻訳に充てたいと考えています。

引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。