2003-12-24から1日間の記事一覧
絓秀実(すが秀美)の一連の批評の基調をなしているのは、愚劣への怒りとでも言うべきものだ。ただしそれはたとえば蓮實重彦や金井美恵子による厭味節のスタイルがいくらかの迂回を経て(おそらくは)批判の対象をいたたまれなさで身もだえさせるのとは違っ…
★絓秀実(すが秀美)『JUNKの逆襲』(作品社、2003/12、 amazon.co.jp) 以下は同書に収録されている「「少女」とは誰か?――吉本隆明論」からの引用。 このように見てくれば、野溝的「少女」をとりあえずの濫觴とするいわゆるモダンでイノセントな存在とは、…
★『小林秀雄全作品13――歴史と文学』(新潮社、2003/10) 1940-1941年の諸作品。 ★神島二郎『日本人の結婚観』(講談社学術文庫203、講談社、1977/11) ★中谷宇吉郎『科学の方法』(岩波新書G50、岩波書店、1958/06) ★湯川秀樹+梅棹忠夫『人間にとって科学…