2003-12-01から1ヶ月間の記事一覧

★川上弘美『ニシノユキヒコの恋と冒険』(新潮社、2003/11、) ★日本哲学史フォーラム編『日本の哲学』第4号「特集=言葉、あるいは翻訳」(昭和堂、2003/12) J.W.ハイジック「哲学翻訳の脱聖化」、柳父章「翻訳の思想」ほか。 ★ピエール・モリオン『閉ざさ…

★ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズIII』(丸谷才一+氷川玲二+高松雄一訳、集英社文庫ヘリテージシリーズ、2003/12、、Amazon.co.jp) ★ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズIV』(丸谷才一+氷川玲二+高松雄一訳、集英社文庫ヘリテージシリーズ、2003/12、…

★吉本隆明「批評とは何か」(『吉本隆明が語る戦後55年 12』三交社、2003/11) 「小林秀雄でも桑原武夫でもいいですが、たとえば彼らがアランというフランスで近代批評をやった人を移植したり、論じたりするとどうなるかというと、文学的になってしまうんで…

★ロラン・バルト「『彼自身によるロラン・バルト』の「学校の練習問題」への答え」(1978) 「体系とは、強靭で緊密に構成され、きちんと配列されている教義であり、自分に対してなされうるあらゆる異議を想定しているものである」

★ロラン・バルト「『彼自身によるロラン・バルト』の「学校の練習問題」への答え」(1978) 「『好み優先主義』は、あらゆる独断主義と対立する。独断主義とはすなわち、自文が真実をにぎっているかのように語るあらゆる哲学、とくに、もっとも最近の哲学を…

★ロラン・バルト『テクストの快楽』(沢崎浩平訳、みすず書房、1977、amazon.co.jp) Roland Barthes, Le plaisir du texte (Éditions du Seil, 1973) ロラン・バルトを再導入する。Seuil社の新版全集とコレージュ・ド・フランス講義録(書物とCD)、演劇論…

★ロラン・バルト『新=批評的エッセー――構造からテクストへ』(花輪光訳、みすず書房、1977、、amazon.co.jp) Roland Barthes, Nouveaux essais critiques (Éditions du Seuil, 1972)

★『情況』第3期第5巻第1号2004年01+02月合併号(情況出版、2003/12) ☆特集=〈ネグり思想〉の政治・経済学的考察

★『美術手帖』Vol.56 No.843 2004年01月号(美術出版社、2003/12) ☆特集=会田誠と山口晃――平成画狂人たちのコンセプチュアルな冒険

★早野透『日本政治の決算――角栄VS.小泉』(講談社現代新書1694、講談社、2003/12、amazon.co.jp)

★Slavoj Zizek+Glyn Daly, Conversations with Zizek (Polity, 2004, amazon.co.jp) グリン・デイリーによるスラヴォイ・ジジェクへのインタヴュー。 Contents Introduction: Risking the Impossible Conversation 1: Opening the Space of Philosophy Conv…

翻訳と謙虚さと

★シンポジウム「外国文学は『役に立つ』のか?」(『新潮』2004年01月号) 「ブンガク畑でつかまえて――外国文学の楽しみ」 日時:2003年10月17日 場所:東京大学文学部 パネリスト=池内紀+柴田元幸+中村和恵+沼野充義+堀江敏幸 「外国語とのつきあいは…

読むことと分かること

★橋本治「小林秀雄の恵み(一)」(『新潮』2004年01月号) 「読み手である私が「小林秀雄を読む」とは、私にとって必要なところ、分かるところだけを拾って読むのに過ぎない。「私の読んだ小林秀雄」は、「小林秀雄の語ったこと」の一部に過ぎない。「私の…

「評家は、猟人に似ていて、なるたけ早く鮮やかに獲物を仕止めたいという欲望にかられるものである。ドストエフスキイも、夥しい評家の群れにとりかこまれて、各種各様に仕止められた。」 小林秀雄「ドストエフスキイのこと」(1946) だが、当然のことなが…

★書協 http://www.jbpa.or.jp/ 「公立図書館貸出実態調査」(PDF版)

★W.A.Mozart, Le nozze di Figaro (7243 5 85520 2 7, EMI CLASSICS, 2003) John Alldis Choir / English Chamber Orchestra / conducted by Daniel Barenboim

★magazine littéraire No426 Décembre 2003, littérature et homosexualité Sapho, Shakespeare, Rousseau, Wilde, Proust, Gide, Colette, Genet, Virginia Woolf, Pasolini, Violette Leduc, Foucault, Hervé Guibert, Anne F. Garréta. un entretien avec…

批評と批判

★柄谷行人編『近代日本の批評I――昭和篇[上]』(福武書店、1990/12; 講談社学芸文庫、講談社、1997/09、amazon.co.jp) 「福武書店版の序文で、私は、「批評」という言葉で狭義の文芸批評以上のもの、いわば近代日本の知性の精髄を意味している、と述べた。以…

★『小林秀雄全作品15――モオツァルト』(新潮社、2003/12、amazon.co.jp) 1946〜1948年の仕事。 ★昭和21年(1946年) ・「コメディ・リテレール 小林秀雄を囲んで」 出席者=荒正人・小田切秀雄・佐々木基一・埴谷雄高・平野謙・本多秋五・小林秀雄 ・「ドス…

★『10+1』2003 No.33「特集=建築と情報の新しいかたち――コミュニティウェア」(INAX出版) ★土屋賢二『ツチヤ学部長の弁明』(講談社、2003/12) ★ヨーゼフ・クライナー『江戸・東京のなかのドイツ』(安藤勉訳、講談社学術文庫1629、講談社、2003/12) Jos…

★マイケル・ポランニー『暗黙知の次元』(高橋勇夫訳、ちくま学芸文庫、2003/12) Michael Polanyi, THE TACIT DIMENSION ★谷川渥『美学の逆説』(ちくま学芸文庫、2003/12) ★吉本隆明『ハイ・イメージ論III』(ちくま学芸文庫、2003/12) ★『内田百輭集成1…

★『本とコンピュータ』No.11 2003冬号(2003/12) ★『龍馬の手紙』(講談社学術文庫、講談社、2003/12) ★九鬼周造『「いき」の構造』(講談社学術文庫、講談社、2003/12) ★福田和也『超・偉人伝』(新潮文庫、新潮社、2003/12) ★土屋賢二『ソクラテスの口…

ここ「作品メモランダム」では、わたくし八雲出めが、日々手にした書物([book])、目にした映画([cinema])、美術作品([art])、聴いた音楽([music])をメモしてゆきます。 ミモフタモナイ言い方をすれば消費生活メモランダムとも言えるかもしれません。…

★『国文學』「特集=柄谷行人の哲学・トランスクリティーク」(學燈社、2003/12)