2004-02-11から1日間の記事一覧

全集と死

近所のゲームショップに『戦国無双』(コーエー)の売れ行きを眺めがてら、そのそばにある古本屋をのぞくと、筑摩書房の「世界文学全集」がほぼ全巻並んでいる。 1960年代や70年代に刊行されたこの手の「全集」がそろって古本屋に並ぶのを見ると、そうとは決…

時代の残照

田口久美子『書店風雲録』(本の雑誌社、2003/12)は、元リブロ勤務の経験を持つ筆者が、リブロの立ち上げから現在までをルポルタージュした書物。関係者の証言や筆者の回想を通じて、リブロが輝いていた(?)1980年代の熱気のようなものが紙面から立ちのぼ…

★「円山応挙展」 応挙、展示が一部いれかわったので再訪。といっても今回の入れ替えは「波上群仙人」だけの模様。このあと、二度ほど大きな入れ替えが予定されている。回数券を発行してくれないだろうか。

講談社学術文庫の新刊を手にする。 ★樫山欽四郎『哲学の課題』(講談社学術文庫1636、講談社、2004/02)#0163 ★市井三郎『思想からみた明治維新』(講談社学術文庫1637、講談社、2004/02)#0164 ★竹村牧男『インド仏教の歴史』(講談社学術文庫1638、講談社…