2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧

★『江戸川乱歩全集 第2巻 パノラマ島奇譚』(光文社文庫、光文社、amazon.co.jp) 第13回配本は「パノラマ島奇譚」。収録作品は以下のとおり。 ・「闇に蠢く」 ・「湖畔亭事件」 ・「空気男」 ・「パノラマ島奇譚」 ・「一寸法師」 ・大林宣彦「私と乱歩」 …

★『思想』 No.964 2004年8月号(岩波書店)・千葉眞「民主政治の「失われた一〇年」と今後」 ・平石直昭「戦時下の丸山眞男における日本思想史像の形成――福沢諭吉研究との関連を中心に」 ・A.バーシェイ「社会科学史の観点からみた丸山眞男」 ・近藤和彦「「…

★蓮實重彦『映画への不実なる誘い――国籍・演出・歴史』(NTT出版、2004/08、amazon.co.jp) 2002年秋から2003年初頭にかけて、せんだいメディアテークで行われた3回のレクチャーの書籍化。「第1章 映画における国籍」では、日本の作家についてのフランスでつ…

★表記法についてのご注意

当メモランダムに掲載されている作品のタイトルなどに「――」(二倍ダーシ)を入れている場合があります(洋書の場合は":")が、これは見易さを考慮して小生がメインタイトルとサブタイトルのあいだに勝手に挿入しているものです。原文ではただの空白の場合が…

★和田忠彦『声、意味ではなく――わたしの翻訳論』(平凡社、2004/06、amazon.co.jp) 『國文學』に連載中のエッセイ「境界の侵犯から」の第0回(2000年5月)から第38回(2003年12月)までを収録した一冊。 ★『小林秀雄全作品23 考えるヒント(上)』(新潮社…

★ジュンパ・ラヒリ『その名にちなんで』(小川高義訳、新潮クレスト・ブックス、新潮社、2004/07、amazon.co.jp) Jhumpa Lahiri, The Namesake 短編集『停電の夜に』(新潮クレスト・ブックス; 新潮文庫)に続く第二作目の第一長編。 ★赤塚不二夫+やまさき…

『國文學』の翻訳特集に掲載された柴田元幸さんと和田忠彦さんの対談を読み、和田さんの新著『声、意味ではなく――わたしの翻訳論』(平凡社、2004/06、amazon.co.jp)を読みたくなる。 すわ。というので近所の書店へ赴く。といってもそこは帰省先のこと*1。…

★『國文學 解釈と教材の研究』第49巻第10号 2004年9月号(學燈社、2004/08) ・特集=翻訳――翻訳とは何を翻訳するのか ・柄谷行人「翻訳者の四迷――日本近代文学の起源としての翻訳」 ・五十殿利治「モダニズムの翻訳――大正期新興美術運動の実践」 ・柳父章「…

ひがなエリック・サティと格闘。少し調律が狂ったピアノはかえって好い感じ。ただ指を動かすだけならともかくとして、あのとぼけた感じ――とは小生が勝手に抱いている印象ですが――を醸しだすのは難しい。 脳裏にのこる何人かのピアニストの演奏を頼みにするも…

★『エリック・サティ ピアノ全集 第1巻 1887-1889』(全音楽譜出版社、1986/05、amazon.co.jp) 全13巻のピアノ全集。高橋アキ校訂、秋山邦晴監修・解説・訳詩。第1巻の収録作品はつぎのとおり。 ・Valse-Ballet ワルツ=バレエ ・Fantaisie-Valse 幻想ワル…

書物、お茶、お菓子、談話、お酒

★エリック・バーナウ『世界ドキュメンタリー史』(映像記録選書、日本映像記録センター、1978/09) Erik Barnouw, Documentary: A history of the non-fiction film (1974) ★ポール・ホッキングズ+牛山純一編『映像人類学』(映像記録選書、日本映像記録セ…

★加藤秀一『〈恋愛結婚〉は何をもたらしたか――性道徳と優勢思想の百年』(ちくま新書487、筑摩書房、2004/07、amazon.co.jp) やっと出た。 ★ギルバート・アデア『ドリーマーズ』(池田栄一訳、白水社、2004/06、amazon.co.jp) Gilbert Adair, The Dreamers…

★『ドリーマーズ』

http://search.yahoo.co.jp/bin/query?p=魔方陣+図+六+星&hc=0&hs=0&&b=41&h=p ええ、たしかに書店で「すみません、あなたはひょっとして魔方陣とかお描きになりませんか?」と訊ねられたことがありますが*1。 *1:トンビを羽織ってハンチングをかむり、黒縁…

反転*1したためにすこぶる調子よく、持病の偏頭痛と胃カタル(ならびに買書病*2)も嘘のようにおさまっている*3。まことに反転した甲斐があった。 駅で『新潮』を買い求め、車中でこれを読む。 ★『新潮』第101巻第9号(新潮社) ・浅田彰+島田雅彦「天使が…

反転した帰りに、併設のショップにて荒川修作関連カタログを入手した。どれを所蔵していたか定かではないため一括入手(莫迦)*1 *2。 ★『養老天命反転地――荒川修作+マドリン・ギンズ:建築的実験』(毎日新聞社、1995/11、amazon.co.jp) ★『養老天命反転…

★養老天命反転地 ちょっと反転しに。

★南條年章『プッチーニ』(作曲家◎人と作品シリーズ、音楽之友社、2004/08、amazon.co.jp) 第1期全12巻の5回目の配本は、ジャコモ・プッチーニ。 ★『みすず』no.519 2004年8月(みすず書房) ・テツオ・ナジタ「平和憲法とエコロジー」(沢田博訳) ・タラ…

★ELLEGARDEN, DON'T TRUST ANYONE BUT US (Dynamord Label, DYCL-2002, 2002/04, amazon.co.jp) ⇒ELLEGARDEN http://www.dynamord.com/elle/ ★野本かりあ『カアリイ』(readymade international, 2004/07, amazon.co.jp) 小さなブックレット(写真集)がつ…

★『愛と希望の街』(1959)

★NEEW LEFT REVIEW, 28 JULY/SUG 2004 ・Susan Watkins, Vichy on the Tigris ・Benedict Anderson, Anarchists, Nihilists, Filibusters ・Franco Moretti, Force and Form ・Arif Dirlik, China's Critical Intelligentsia ・Jacob Stevens, Framing the M…

今日は一日家にいるし本を買うことはないであろう(飛行機に乗らなけりゃ墜落事故に遭わないようなものさ)――とたかをくくっていたのだが、運動がてらちょっと外出することにしたため、「一日家にいる」という前提が崩れた。でも大丈夫。犬の散歩みたように…

★トーベ・ヤンソン「ムーミン谷の素敵な仲間たち展」@大丸ミュージアム東京 トーベ・ヤンソンの油彩、風刺雑誌「GARM」に掲載したイラスト、ムーミントロールなどの諸作品を展示している。小さいお友達が多いことに配慮してか(?)、「GARM」用のイラスト…

★大岡昇平『成城だより』(上下、加藤典洋解説、講談社文芸文庫、講談社、2001/03, 04、amazon.co.jp) 昨日(http://d.hatena.ne.jp/yakumoizuru/20040731)入手した蓮實重彦『言葉は運動する 事件の現場』(エピステーメー選書、朝日出版社、1980/12)を読…