2005-09-03から1日間の記事一覧

★内田魯庵『芭蕉庵桃青傳』(柳田泉編、京都印書館、1945/11/01) 魯庵による芭蕉伝。研究書としては歴史的文献ということになるのかもしれないが、魯庵への関心という観点からは、以下に引く柳田泉の言葉にあるように興味深い一冊である。 此の『芭蕉傳』は…

★内田魯庵『文学者となる法』(特選名著復刻全集、近代文学館、1980/06) 明治27年、右文社から刊行された文学者作法書、という名の文学批判、という姿を借りて存外まじめに書かれている節もあるがやっぱりどこか人を食ったところのあるはなはだ愉快な一書。…

先日のエントリー(2005/08/04)に続いて内田魯庵(うちだ・ろあん[内田貢]、1868-1929)に関する文献について書いてみたい。 今回は、『文学者になる法』と『芭蕉庵桃青傳』の二冊。