2006-01-01から1年間の記事一覧

拙サイト「哲学の劇場」のリニューアル作業中です。既存のページを整理して新たな要素を追加していく予定です。 黒地に白文字の「目に厳しい」と言われてきたデザインも、がらりと反転です。 まだ全面的に更新するにはいたっていませんが、とりあえず新たに…

はてなキーワード=光一 スミマセンスミマセン、光一は光一でも豊崎光一なのです。 と書くことでまた(以下略)

これはやや旧聞に属しますが、上記に関連して。 岩波書店の雑誌『思想』2006年2月号では、「心のありかと性質の存在論」という特集を組んでいます。 ・柴田正良「〈導入〉よみがえったソクラテス——物理主義と心的因果の問題を理解するために」 ・柏端達也「…

★『科学』2006年3月号(岩波書店、2006/02) 脳といえば、岩波書店の科学雑誌『科学』の最新号は、「特集=意識・脳・身体の接続へ──デカルトの夢と最新脳科学」と題して脳科学特集を組んでいます。 特集の目次は下記のとおり。 ・R.エイドルフ+土谷尚嗣「…

日本科学未来館にて、本日2006年03月18日(土)から05月31日(水)まで、特別企画展「脳!——内なる不思議の世界へ」が開催の予定。 「脳」は自然科学に残された最大のフロンティアであり、21世紀は「脳の世紀」といわれています。脳は重さわずか1,400グラム…

★マイケル・S.ガザニガ『脳のなかの倫理——脳倫理学序説』(梶山あゆみ訳、紀伊国屋書店、2006/02、) Michael S. Gazzaniga, The Ethical Brain(Dana Press, 2005) 相棒・吉川浩満とともに『図書新聞』に上記ガザニガの新著の書評を寄稿しました。第2767号…

★2006年03月19日:『科学』『思想』について追記。

★『ゲオルク・ビューヒナー全集』(全1巻、手塚富雄+千田是也+岩淵達治監修、5月下旬刊行予定) 創業120周年記念出版プロジェクトの第二弾は『ゲオルク・ビューヒナー全集』(全1巻、手塚富雄+千田是也+岩淵達治監修)の復刊。 ビューヒナー(Georg Büch…

★『シュルレアリスムと画家叢書 骰子の7の目』(河出書房新社) 今年、創業120周年を迎えるという河出書房新社が120周年を記念した出版プロジェクトを発表している。 その第一弾は、「骰子の7の目」*1の増補新版。叢書名「シュルレアリスムと画家叢書」と…

★2006年03月18日:『ゲオルク・ビューヒナー全集』について追記。

★C. G. PradoSearle and Foucault on Truth(Cambridge University Press, 2005, amazon.co.jp) 私は未読ですが、こんな本が刊行されていました。目次は以下のとおり。 1 Polar Opposites 2 Searle 3 Foucault 4 Truth, Reality, and Confermation 5 Truth …

また、相棒・吉川浩満との共著『心脳問題——「脳の世紀」を生き抜く』(朝日出版社、2004/06、amazon.co.jp)の増刷が決定しました。ご愛読ありがとうございます。サールの本の少し後に書店に並ぶ予定です。 この第2刷では初刷で発見された誤植を訂正していま…

★2006年03月11日:若干追記 ★ジョン・R.サール『MiND——心の哲学』(山本貴光+吉川浩満訳、朝日出版社、2006/03、amazon.co.jp) John R. Searle, Mind: A Brief Introduction(Fundamentals of Philosophy, Oxford University Press, 2004) これまでに何度…

★『July2001〜May2004 Ryoji SUZUKI Architect』(acetate 007, acetate, 2006/02/28発行予定) 中谷氏の主宰する編集出版組織体・アセテートの近刊は、建築家鈴木了二(すずき・りょうじ, 1944- )氏の金刀比羅宮プロジェクトに関するエスキースノートを集…

★中谷礼仁『セヴェラルネス——事物連鎖と人間』(鹿島出版会、2005/12、amazon.co.jp) 事物は時間を抹消し一気に私たちの眼前に現れる。 この当たり前の事実に、どのように驚くことができるかによって人はさまざまな方向に思考や創造の道を見出してきた。う…

★デイヴィッド・ヒューム『人性論』(岩波文庫、岩波書店) David Hume, A TREATISE OF HUMAN NATURE(1739-1740) 長らく品切れで古書価も高騰していたデイヴィッド・ヒュームの『人性論』(大槻春彦訳、岩波文庫、全4冊、岩波書店)が、「2006年岩波文庫リク…

作家アーサー・C.クラーク(Arthur Charles Clarke, 1917-)はH.G.ウェルズ(Herbert George Wells, 1866-1946)の名作『宇宙戦争』(The War of the World)(1898)に寄せた序文で、物語の結末を明かしながら「本書の結末を明かしてしまったが、このくらい…