2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧

さる方面からお声かけいただいて、プログラム入門の企画案を書いてみた。 ここのところ「文体百般」、「「百学連環」を読む」、「『文学論』論」と人文方面の企画が続いていたので、久しぶりにコンピュータ方面のことを考えたり書いたりするのは少しく新鮮で…

★『古典の読みかた』(岩波書店、1953/04) 岩波文庫創刊25周年を記念してつくられた冊子(非売品)。目次は以下の通り。 ・小泉信三「古典の読み方」 ・清水幾太郎「古典」 ・大内兵衛「古典と岩波文庫」 ・高木市之助「国文学の読み方」 ・桑原武夫「日本…

★田川建三ほか『はじめて読む聖書』(新潮新著582、新潮社、2014/08、ISBN:4106105829) 新潮社から見本が届く。 これは『考える人』(2010年春号)で特集した「はじめて読む聖書」に掲載されたインタヴューやエッセイから、いくつかのものを選んで編まれた…

ついでながら、新潮文庫に入っている丸谷才一作品。 ・『笹まくら』(1974/08、ISBN:4101169012) ・『日本語のために』(ま2-2、1978/10、ISBN:4101169020) ・『男のポケット』(ま2-3、1979/05、ISBN:4101169039) ・『低空飛行』(ま2-4、1980/05、ISBN:…

★丸谷才一『文学のレッスン』(聞き手=湯川豊、新潮文庫ま2-12、2013/10、ISBN:4101169128) 季刊『考える人』(新潮社)に連載された文学をめぐるインタヴューをまとめたもの。湯川豊氏を聞き手に丸谷才一(1925-2012)が、毎回「文学」のあるジャンルをテ…

★栗原信一『漱石の文藝理論』(帝國圖書株式會社、1944/11) 「後記」を見ると、戦時中の出版であり、用紙節約のために章節間を極端に詰めてあり、読みづらいが辛抱してほしいと添えてある。奥付によれば初版は5000部を刷ったようだ。なお、以下の目次は、原…

ここのところ、漱石の『文学論』を読み解くために、漱石関連書や文学理論書の類いばかり入手している。いろいろな人が『文学論』をどう読み、評価したかということがもっぱらの関心事である。それにしても漱石研究の分厚さにはいまさらながら恐れ入る。 ★『…