2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

「大人のリベラルアーツ」第1回

2021年2月24日(水)の夜、オンラインイヴェント「大人のリベラルアーツ」第1回で、吉川浩満くんと対談しました。テーマは「学びとは何か」。 「大人のリベラルアーツ」は、シブヤ大学と家業イノベーション・ラボが主催するイヴェントで、全3回を予定してい…

「推しがいるということ――宇佐見りん『推し、燃ゆ』について」

河出書房新社のウェブサイト「Web河出」に、「推しがいるということ――宇佐見りん『推し、燃ゆ』について」が掲載されました。 この文章は、『文藝』2020年冬季号(河出書房新社)に書いた「文芸季評 文態百版」からの抜粋です。毎回、それに先立つ3カ月分の…

「ハイデッガー全集」オンデマンドで復刊

創文社から刊行されていた「ハイデッガー全集」は、同社解散にともなって、東京大学出版会が引き継いだとのこと。そしてついに、既刊50冊のオンデマンド版刊行が始まるといううれしいニュースです。 【ご案内】「ハイデッガー全集」はドイツで刊行中(全103 …

『アイドルマスター』について――2.5次元的な造形美

『BRUTUS』2021年3月1日号(マガジンハウス)は「アイドルマスター」を特集しています。 同特集中の「アイマス構造分析。なぜハマる? なぜ続く?」というコーナーで、僭越ながら「2.5次元的な造形美。」という話をしています。取材・構成は、鳥澤光さんです…

豊﨑由美さんの「読んでいいとも!ガイブンの輪」

2021年2月14日(日)に、豊﨑由美さんの「読んでいいとも!ガイブンの輪」にお邪魔します。 「読んでいいとも!ガイブンの輪」通称〈よんとも〉は書評家の豊﨑由美さんが「笑っていいとも」の「テレフォンショッキング」方式でゲストをお招きし、素敵な本屋…

「これが示したいことだった」最終回(『数学セミナー』)

1年の予定で書いてきた『数学セミナー』(日本評論社)の連載「これが示したいことだった」最終回(第12回)を3月号に書きました。 この連載は、読書日記のように、折々に読んでいる数学や自然科学の本について書いたエッセイです。 完結を記念して、全12回…

今野真二+山本貴光「日本語学の愉しみ」

2021年2月10日(水)の夜、ゲンロンカフェで日本語学者の今野真二さんと対談いたします。題して「日本語学の愉しみ――乱歩、短詩、言霊」です。 サブタイトルは、今野さんが2020年に刊行された新著のテーマを並べたものでした。 以前から今野さんのご著書や論…

マイクロノヴェルとしての『伊勢物語』

久しぶりに『伊勢物語』を通して読んでみた。 「むかし、をとこありけり」といって始まる恋物語。 むかしは全然そういうことが気になっていなかったけれど、いま読むと、断章形式の構造で、なんだかゲームAIにいろいろなパターンの恋愛行動をとらせた結果を…

「第三の新人」論へのあとがき

リニューアル後、「文×論」の方針を掲げて着々と鈍器路線を歩み続ける文芸誌『群像』2021年3月号(講談社)に文章を書きました。 小特集「第三の新人」のコーナーで、「日常の再発見に向けて――「第三の新人」を読むために」と題しています。 拙文のほか、同…

「市民の立場で語る任命拒否問題」

人文社会系学協会連合連絡会編『私たちは学術会議の任命拒否問題に抗議する』(論創ノンフィクション8、論創社、2021/02/05)に、吉川浩満くんとの対談「市民の立場で語る任命拒否問題」(企画・構成・司会は「週刊読書人」の野村ななみさんで、「週刊読書人…

Instagramで本を記録

以前は、手にした本をこのブログに掲載する、ということをしていた時期もありました。 最近は、より手軽に処理できるという理由から、もっぱらInstagramに掲載しています。 InstagramはInstagramで、わざとそうしているのか分からないけれども、操作が必ずし…

2021年、書き物方面の抱負

1年間連載してきた『数学セミナー』(日本評論社)の「これが示したいことだった」は、近日発売される号で最終回を迎える。 今度で連載42回目となる「マルジナリアでつかまえて」(『本の雑誌』)は、第1回から第25回をまとめて本にしたことを考えると、あと…

マルジナリア書店で1日店長

今年は、もうちょっと備忘録がてら、あれこれブログに書いておこうと思いながら、はやくも1月が終わってしまった(むむむ)。 先日、1月30日(土)に、マルジナリア書店byよはく舎で、吉川浩満くんとともに、1日店長を務めてきました。 マルジナリア書店とは…