教養

★高田理惠子『グロテスクな教養』(ちくま新書539、筑摩書房、2005/06、amazon.co.jp)#0432 『文学部をめぐる病い——教養主義・ナチス・旧制高校』(松籟社、2001/06、amazon.co.jp)の著作もある高田理惠子(たかだ・りえこ, 1958- )氏の新著。 教養という…

★『新版 讀書の伴侶』(基督教學徒兄弟團、1964/01)#0215 学生向けの読書指南書たることを目指してつくられた本で、初版は1952年(昭和27年)に刊行されている。 本書の中心をなすのは、森信三、西谷啓治、伊吹武彦、伏見康治、矢内原伊作、高坂正顕、壽岳…

★村上陽一郎『やりなおし教養講座』(ライブラリーレゾナント005、NTT出版、2004/12、amazon.co.jp) NTT出版の新叢書ライブラリーレゾナントの第二回配本(今回は本書と安田喜憲『気候変動の文明史』の二冊)。科学史・科学哲学研究者の村上陽一郎氏(1936-…

★竹内洋『教養主義の没落――変わりゆくエリート学生文化』(中公新書1704、中央公論新社、2003/07、amazon.co.jp) 教養がない。ともかく教養がないのである。どのくらい教養がないかというと、「教養」という言葉がどんな意味内容を持っているのかもよくわか…