青土社

★『ユリイカ』第37巻第8号、2005年08月号(青土社、2005/07、ISBN:4791701364) 特集は「雑誌の黄金時代——紙上で見た夢 1969-2005」。 四方田犬彦氏と坪内祐三氏の対談「雑文家渡世」は、雑誌の書き手であり、かつては編集にも携わっていた両氏が雑誌をめぐ…

★戸田ツトム『D-ZONE——エディトリアル・デザイン 1975-1999』(青土社、1999/06、amazon.co.jp) 戸田ツトム(とだ・つとむ, 1951- )氏のデザインワークを集成した書物。 人文書を読む人なら、戸田ツトムという名前を聞いてすぐに何冊かの書物が思い出され…

★『現代思想』第33巻第8号、2005年7月号(青土社、2005/06、amazon.co.jp) 特集は「イメージ発生の科学——脳と創造性」。 2005年02月号「脳科学の最前線」にひきつづいて脳関連の特集。前回も巻頭の対談は港千尋+茂木健一郎の両氏で「イメージする脳」につ…

★『ユリイカ』第37巻第7号、2005年7月号(青土社、2005/06、amazon.co.jp) 特集は、「この小劇場を観よ!——なぜ私たちはこんなにもよい芝居をするのか」。 ケラリーノ・サンドロヴィッチと長塚圭史の対談「小劇場のスピリッツとはなにか」、江本純子(毛皮…

★『現代思想』第33巻第7号、2005年6月臨時増刊号(青土社、2005/06、amazon.co.jp) 臨時増刊号の総特集は「ブックガイド日本の思想——『古事記』から丸山眞男まで」。 『古事記』から井筒俊彦『意識と本質』まで49冊のガイド。思想、物語、歴史、芸能、小説…

★『現代思想』第33巻第6号、2005年6月号(青土社、amazon.co.jp)#0422 特集は「〈反日〉と向きあう」。全29本の論考で構成。 この類のテーマの難しさは、論じられていることの妥当性や参考になる度合いの前に、このような特集テーマの論集をどうやってより…

★『ユリイカ』第37巻第6号、2005年6月号(青土社、amazon.co.jp)#0421 「カエターノ・ヴェローゾ」(2003年02月号)、「Jポップの詩学」(2003年06月号)、「はっぴいえんど」(2004年09月号)、「ポストノイズ」(2005年03月号)と、音楽関連のテーマにも…

★『現代思想』第17巻第5号、1989年4月臨時増刊号(青土社)#0419 なんの因果か『現代思想』をはじめ、いくつかの雑誌のバックナンバーを見つけては入手・繙読する、ということを続けている。 この雑誌は、1973年12月に創刊号(1973年1月号)を発行して、目下…

★三浦雅士『夢の明るい鏡——三浦雅士 編集後記集 1970.7〜1981.12』(冬樹社、1984/06)#0416* 村松友視『ヤスケンの海』に触れた5月11日のエントリに灯さんがくださったコメント(下記)に触発されて、三浦雅士『夢の明るい鏡』を手にとる。 たしかに安原顯…

★『現代思想』第33巻第5号(青土社、2005/05、amazon.co.jp)#0404 特集は「公共性を問う」。身近な話題としては下北沢の再開発問題を扱った論考が三本。そのほか「ジェントリフィケーション」を中心にすえた議論が目立つ。ジェントリフィケーションとは簡単…

★『ユリイカ』第37巻第5号(青土社、2005/05、amazon.co.jp)#0403 特集は「人形愛——あるいはI,DOLL」。 人形作家恋月姫氏と作家金原ひとみ氏の対談、四谷シモン氏、押井守氏へのインタヴュー。その二つのインタヴューで聴き手をつとめた榊山裕子氏の「ベル…

どうでもよろしいようなお話しではありますが、以前メモランダムを作成した—— ★ジョン・K.ノイズ『マゾヒズムの発明』 (岸田秀+加藤健司訳、青土社、2002/01、amazon.co.jp) John K. Noyes, The Mastery of Submission: Inventions of Masochism (Cornell …

青土社の新刊より気になる書目をピックアップ。 ☆エドワード・W.ソジャ『第三空間』(加藤政洋訳、青土社、2005/04、amazon.co.jp) Edward W. Soja, Thirdspace: Journeys to Los Angeles and Other Real-And-Imagined Places(1996) ソジャの訳書には、本書…

★ジョン・K.ノイズ『マゾヒズムの発明』 (岸田秀+加藤健司訳、青土社、2002/01、amazon.co.jp)#0355* John K. Noyes, The Mastery of Submission: Inventions of Masochism (Cornell University Press, 1997, amazon.co.jp) 19世紀末に病理学者リヒャルト…

★トマス・ケイヒル『ギリシア人が来た道』(森夏樹訳、青土社、2005/02、amazon.co.jp)#0347* Thomas Cahill, SAILING THE WINE-DARK SEA: Why the Greeks Matter (Nan A. Talese / Doubleday, 2003) トマス・ケイヒル(Thomas Cahill, )氏が手がけるシリ…

★『ユリイカ』第37巻第4号、2005年04月号(青土社、amazon.co.jp) 「ブログ・ガイド100@2005」(『ユリイカ』2005年04月号、青土社)の「人文系」でご紹介したブログのひとつ、「成城トランスカレッジ!―人文系NEWS & COLUMN―」(原稿作成時は「成城トラン…

★『現代思想』第33巻第4号、2005年04月号(青土社、2005/03、amazon.co.jp)#0338 ☆特集=教育現場の変貌 『現代思想』最新号は「教育現場の変貌」と題する特集。 特集以外の連載は、高祖岩三郎氏*1による「ニューヨーク烈伝」の第五回「労働する身体〔ワー…

★『ユリイカ』第37巻第4号、2005年04月号(青土社、amazon.co.jp)#0333 ☆特集=ブログ作法 いつにも増して身近なテーマであるだけに、手元の雑誌をめくりながら、距離感をはかりかねることしばし。扱われているテーマの端の端とはいえ、その渦中に片足を突…

★ギョーム・アポリネール『アポリネール全集III』(青土社、1979)#0332* ある方から示唆を得て、ギョーム・アポリネール(Guillaume Apollinaire, 1880-1918)の戯曲「ティレシアスの乳房」(Les Mamelles de Tirésias)(上演1917、出版1918。ただし、アポ…

『ユリイカ』2005年04月号(青土社)の「特集=ブログ作法」に寄稿しました。 栗原裕一郎さん(id:ykurihara)編の「ブログ100選」に、相棒・吉川浩満(id:clinamen)と連名で「人文系ブログ10選」を書きました。 4月号は3月末に発売の予定です。

★『現代思想』第33巻第3号、2005年3月号(青土社、amazon.co.jp)#0278 ☆特集=松本清張の思想 以下は特集の冒頭におかれた、小森陽一氏と成田龍一氏の対談からの抜粋。 成田 清張がやろうとしているのは歴史学批判であって、歴史学の解釈に対しての批判です…

★『ユリイカ』第37巻第3号、2005年3月号(青土社)#0277 ☆特集=ポスト・ノイズ——越境するサウンド

★『現代思想』第10巻第12号、1982年9月臨時増刊号(青土社)#0243 ☆特集=日本人の心の歴史 なかなか出会わなかったこの号と古本屋で遭遇*1。目次などについては別途まとめます。 ⇒哲学の劇場 > 資料 > 『現代思想』(総目次) http://www.logico-philosophi…

★野崎歓『香港映画の街角』(青土社、2005/02、amazon.co.jp)#0207 #つづく

★『ユリイカ』第15巻第10号、1983年10月号(青土社)#0073 ☆特集=マルセル・デュシャン 買ってから、すでに入手し、読んだことがあることに気づく。orz

★高橋洋『映画の魔』(青土社、2004/09、amazon.co.jp) 現場の作家はそのつど手持ちの道具から武器をつくりあげ、それを使ってせいいっぱいに戦う。武器をつくるためにつくるのではないし観賞用につくるのではないから、細かいところまで行き届いていたりす…