埴谷雄高埴谷雄高評論選集3 文学論集』(講談社文芸文庫はJ6、講談社、2004/04、amazon.co.jp



すぐ手がとどきそうな場所に全集があるというのに、それが埋もれてとりだせないという理由で文庫本を買う。世界は罠だらけだ。 orz


★『IN POCKET』第22巻第4号 2004年4月(講談社
 特集=大江健三郎の50年


『取替え子』(講談社、2000/12)の文庫化を記念して掲載の、大江健三郎特集は、50ページほどのインタヴューと年譜、読書エッセイ「一冊の『自分の本』を見つけよう」から構成されている。インタヴューは、作家自身が自作を解説しながら作家人生をふりかえるもの。


★『現代思想』第32巻第5号 2004年4月臨時増刊号(青土社amazon.co.jp
 総特集=マルクス


 ・大西巨人「早春断想」
 ・マルクス+ルーゲ「『独仏年誌』に掲載された手紙」(村岡晋一訳)
 ・マルクス「インドの反乱」(『ニューヨーク・デイリー・トリビューン』1857年9月16日、第5119号、村岡晋一訳)
 ・G.スピヴァク「理論に残されたもの/理論の左とは?――イヴァーストック・ヒルのフラットからアメリカ合衆国のクラス・ルームへ」(長原豊訳)
 ・W.ベンヤミン「宗教としての資本主義」(三島憲一訳)
 ・鈴木直「翻訳としての『資本論』」


某書肆からマルクスの新訳が出るとうかがっておりますが、そのまえふりかしら。関係ないけど、哲学の劇場で『現代思想』の詳細総目録をつくりかけていながら創刊から10冊分くらい拵えて放置していることを思い出しました orz でも青土社のサイトに最近の号の目次があるので、そのうち青土社がつくりゃぁしないかと思って期待していたりもするのです(ざっと過去30年分ですが)。


田中優子『張形と江戸をんな』(新書y、洋泉社、2004/04、amazon.co.jp


★『Number』第25巻第9号 600号(文藝春秋社)
 特集=英雄秘話/付録=不可能を可能にした13の伝説


★『週刊読書人』第2534号 2004年4月23日
 ・橋爪大三郎「戦後思想の裏舞台――鶴見俊輔上野千鶴子小熊英二『戦争が遺したもの』を読む」