『出版ダイジェスト』No.37 2004冬「みすず書房の本」(2004/12/11、第1986号)をうちながめていると、ロシアの科学者レフ・ランダウ(1908-1968)関連の新刊予告が目にとまる(とまるもなにも一面なのだが)。



佐々木力山本義隆+桑野隆編訳『物理学者ランダウ――スターリン体制への叛逆』みすず書房

本書は、ソ連崩壊にともなうグラスノスチ(情報公開)によって解禁されたランダウ逮捕〔ランダウは1938年4月27日深夜、内務省人民委員部により逮捕された〕に関するKGB(秘密警察)資料を中心に、関連論考を集成し、ランダウの科学思想と彼の知られざる政治的叛逆の事績を明らかにするものである。

(『出版ダイジェスト』紹介文より)


読みたい。もう刊行されたのかしら。


なお、同紙にエッセイを寄せている江沢洋氏によると、ランダウ+リフシッツ『理論物理学教程』日本語訳(岩波書店)の再刊計画があるとのこと。


みすず書房 > 『物理学者ランダウ
 http://www.msz.co.jp/titles/06000_07999/ISBN4-622-07119-3.html


復刊ドットコム > ランダウ・リフシッツ理論物理学教程
 http://www.fukkan.com/vote.php3?no=5758


追記:同書はすでに書店にならんでおりました。