寺田寅彦『映畫藝術』(岩波講座 日本文學、岩波書店、1932/08)


寺田寅彦による映画論。わずか38ページながら映画の核心を複眼的につかむ論述で興味深い。岩波講座の日本文学は何度か刊行されていると思うけれど、この時代(昭和7年)の版ではどういった構成になっていたのだろうか。全巻を読んでみたいと思う。