高野悦子『女性が映画をつくるということ』朝日文庫た38-1、朝日新聞社、2000/12、amazon.co.jp)#0081


1984年の国際女性映画週間をプロデュースした高野悦子(たかの・えつこ, 1929- )による女性映画をめぐる考察。高野氏は、1958年、映画監督をめざしてフランスの高等映画学院(イデック)に留学。1962年に帰国してテレビドラマの脚本を何本か書いたのち、1968年から岩波ホール総支配人に就任し、映画興行へ転身。1974年から川喜多かしこ氏とともにエキプ・ド・シネマ(フランス語で「映画の仲間」の意)を主宰。1997年より東京国立近代美術館フィルムセンター名誉会長を務める。本書の親本は、『私のシネマ宣言――映像が女性で輝くとき』朝日新聞社、1992)。


岩波ホール
 http://www.iwanami-hall.com/