★G.アリギ+T.K.ホプキンス+I.ウォーラーステイン『反システム運動』(太田仁樹訳、大村書店、1998/10、amazon.co.jp)#0205
 G. Arrighi + T.K.Hopkins + I.Wallerstein, ANTISYSTEM MOVEMENTS(Verso, 1989)

世界革命は、これまで二度あっただけである。一度は一八四八年に起こっている。二度目は一九六八年である。両方とも、歴史的失敗に終わっている。両方とも世界を変化させた。両方とも計画されたものではなく、深い意味で自然発生的なものであったという事実は、それが失敗に終わったということと世界を変化させたという二つの事実を説明するものである。

(同書、p.107)


という一文は、しばしば絓秀美さんが68年の意義を述べるさいに援用する箇所だ。本書において1968年の意義がどのように説かれているのかを確認すべく手にした一冊。読了後、報告します。


邦訳書は、はじめ1992年に刊行された。本書はその新装版。