☆上野俊哉『アーバン・トライバル・スタディーズ』(月曜社、2005/03/01、amazon.co.jp)
ストリートからの日常生活批判!
マクルーハン以降の現代のトライブ(部族)の概念、アドルノ+ホルクハイマーの大衆文化論、ドゥルーズ&ガタリ、エスノグラフィの方法などを批判的に検討し、19世紀から1960年代のサイケデリックの系譜と向き合いつつ、パーティやクラブという若者文化・対抗文化の現実を「生きながら」記述。サブカルチャー当事者の視点で、国家や階級、民族に帰属しない共同性の可能性を探る。日本の文化研究を牽引してきた著者が、現状の研究への懐疑から、新たな方法論をもって挑んだ野心作。
「〈超越した理論の言葉〉と〈現場の感覚〉を自らが絶えず高速で往復できるような身ぶりだけが、文化研究をそれがそう呼ばれなくなる地点にまでもっていくだろう」
⇒月曜社 > 『アーバン・トライバル・スタディーズ』
http://getsuyosha.jp/kikan/uts.html
⇒月曜社 > 近刊情報
http://getsuyosha.jp/kinkan/index.html
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■松籟社:
★ジャン=リュック・ナンシー『複数にして単数の存在』(松籟社、2005/03、amazon.co.jp)【思想】【フランス】
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