今週土曜日発売の『図書新聞』第2741号(2005年09月10日)に、カトリーヌ・マラブー『わたしたちの脳をどうするか——ニューロサイエンスとグローバル資本主義』(Que faire de notre cerveau ?)(桑田光平+増田文一朗訳、春秋社、2005/06[原書2004]、amazon.co.jp)の書評を相棒・吉川浩満(id:clinamen)と寄稿しました。
機会がありましたらご覧ください。なお、同書の目次は以下のとおりです。
・日本語版序文 〈騒乱〉に満ちた脳とともに 港千尋
・謝辞
・序論 可塑性と柔軟性——脳を意識するために
・第一部 可塑性の活動範囲
A 決定と自由のあいだ
B 「三つ」の可塑性
C わたしたちは性能を高めるうえで選択の可能性をもつのか?
・第二部 中央権力の危機
A 「大脳=機械」論の終焉
B ニューロン人間と資本主義の精神
C 社会からの「離脱」とうつ病――新たな排除の諸形態
・第三部 「あなたはあなたのシナプスだ」
A 「シナプス自己」または「原自己」
B 「ロスト・イン・トランスレーション」——ニューロンから心へ
C もうひとつの可塑性
・結論 生物学的オルター・グローバリズムへ向けて
・原注
・日本語版インタヴュー(聞き手=桑田光平+増田文一朗)「わたしたちの可塑性をどうするか」
・訳者あとがき
【追記】2005年09月03日:
・当該『図書新聞』の号数を追記しました。
⇒作品メモランダム > 2005/06/27 > 脳とイメージ/カトリーヌ・マラブー
http://d.hatena.ne.jp/yakumoizuru/20050627