ことのついでに近刊のミース関連書より。
★フランツ・シュルツ『評伝ミース・ファン・デル・ローエ』(澤村明訳、鹿島出版会、2006/04、amazon.co.jp)
Franz Schulze, MIES VAN DER ROHE: A Critical Biography
しばらく品切れになっていたフランツ・シュルツによるミースの評伝がこのつど装いを改めて復刊されるようだ。
第1章 アーヘン:ドイツ帝国の青春、1886-1905
第2章 ベルリン:新世紀の課題、1905-1918
第3章 ヨーロッパ、廃墟からの出発:モダニストの挑戦と反発、1919-0925
第4章 好景気のワイマール、1925-1929
第5章 大恐慌、全体主義、そして芸術の危機、 1929-1936
第6章 出発と脱出、1936-1938
第7章 復活:ユートピアなきモダニズム、1938-1949
第8章 アメリカ:鉄とガラスの勝利、1949-1958
第9章 退場の唄、1958-1969
なお、鹿島出版会から刊行されているミース関連書には次のものもある(SD選書の全書目については、そのうち拙ウェブサイトにリストと目次情報を掲載する予定)。
★デイヴィッド・スペース『ミース・ファン・デル・ローエ』(平野哲行訳、SD選書204、鹿島出版会、1988/04、amazon.co.jp)
★ケネス・フランプトンほか『ミース再考——その今日的意味』(澤村明+EAT訳、SD選書242、鹿島出版会、近刊予定、amazon.co.jp)